ナポリにとって26日は良い一日ではなかった。DFパオロ・カンナヴァーロとDFジャンルカ・グラーヴァが違法賭博・八百長事件においてスポーツ不正で処分対象とされたのに続き、今度はUEFA規律委員会から15万ユーロ(約1500万円)の罰金処分が科されたのだ。

ヨーロッパリーグ(EL)のAIKソルナ戦における「サポーターの不適切行為、スタジアム組織の不十分さ、スタジアムの安全に関するUEFAの指示違反」があったからとのことで、本拠地サン・パオロにおいて期間内に必要な作業が行われない限り、UEFAは一部のスタンドを閉鎖するとしている。
UEFAは11月8日に予定されているELドニエプル戦に関して、一部のスタンドや身体障がい者用スペースのチケット販売を禁じている。

UEFAによると、「必要な修復工事が行われ、問題となっているスタンドが安全基準を満たしたことが、クラブ外部の建設会社による写真つきの報告書で認められない限り」処分が適用されるとのこと。11月6日までにこれらの工事が行われなければ、UEFAは欧州カップ戦におけるサン・パオロの使用を禁じる可能性がる。ナポリには異議を申し立てるために3日間の猶予が与えられている。