ユヴェントス対ナポリの一戦は、FWファビオ・クアリアレッラにとって、過去と現在の挑戦だ。彼のルーツであるクラブと、新たな家となったクラブである。

彼は、自分がユヴェントスにふさわしい選手だと示し、夏の時点では非常に遠いと思われたレギュラーの座を獲得したいと望んでいる。だが同時に、かつてのチームメートたちと“彼の”ナポリに敬意を払っている。

ナポリは、ここまで唯一、ユヴェントスと同じペースを保っているチームだ。クアリアレッラは『スカイ・スポーツ』で、次のように語った。

「騒動はプレーの一部だ。重要な目標を目指して戦うときは、ほぼ避けられないものだね。でも、僕らはその外にいることができている。それに左右されることはない。試合が始まれば、あとは大事なのはピッチだけだ。ナポリにはスクデットを狙うだけのクオリティーがある。だが、リーグにとって決定的な一戦だとか話すには、まだあまりに早すぎるよ」

「元チームメートたちと戦うのは、いつだって特殊な気持ちだ。環境を知っているし、彼らが気合十分で試合に臨んでくることは分かっている。僕にとっては特別な試合だ。ゴールを決めたときは、喜ばない。(ワルテル・)マッツァーリ監督のチームは昨シーズン、コッパ・イタリア決勝で僕らを唯一倒したチームだ。だから、苦しめられることは分かっている。90分ではなく、100分間、僕らは集中しなければいけない」