カプセルに入った玩具を小型の自動販売機で販売する「カプセルトイ」。カプセルトイ『ガシャポン』は、1988年にバンダイが登録商標したもので、人気が高い商品の一つだ。『ガチャガチャ』『ガチャポン』などとも呼ばれ、複数のメーカーから販売されている。

 フランスでも、ショッピングセンター施設などの大型店舗内に設置されている。以前は『ドラゴンボールZ』シリーズなどがあったが、現在は一カ所に2〜3台が設置されているだけにとどまり、また玩具は子ども向けの印象が強い。

 日本や日本の文化に関してのブログ「Tout le Japon」では、日本では、カプセルトイは大型店舗内だけでなく、子どもや若者が通行する歩道の脇にも見られ、設置台数の多さに圧巻したという。商品内容はコレクター向けのものから、かわいいものまで多彩だと記している。

 カプセルトイが日本で人気が高い理由としては、まず価格帯が100円から500円と幅広いことを挙げている。子ども向けのものから、大人の遊び心を刺激するものまでと商品の種類が豊富で購入者の年齢層がフランスよりも広いと語っている。

 また、日本人の「小さいものを収集する」志向も、カプセルトイ成功の一因ではないかと述べている。フランスでは携帯ストラップ使用者はごくわずかだが、日本ではこれが成功しており、また小型のフィギュアを収集して楽しむ文化もあることから、日本人の国民性にあった商品ではないかと述べている。

 さらに、メーカーのマーケティング戦略が生かされた魅力的な商品と価格の安さが功を奏し、目当ての商品が出るまで何度も試したいと思わせると説明している。200円で何が出てくるか分からない楽しみが味わえ、気軽に利用できるカプセルトイは、日本に旅行したらぜひ試してみたい「日本ならでは」の商品だと締めくくっている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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