12日、韓国メディアによると、韓国のTHAAD配備決定に対する報復とみられる中国の制裁措置が続く中、中国ビザ発給の条件も強化されたことが分かった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウル。

写真拡大

2017年1月12日、韓国・YTNによると、韓国のTHAAD(サード・終末高高度防衛ミサイル)配備決定に対する報復とみられる中国の制裁措置が続く中、中国ビザ発給の条件も強化されたことが分かった。眼鏡をかけた写真を提出した場合にはほぼ例外なく中国ビザの発給が拒否されているという。

11日、旅行業界などによると、中国ビザ申請センターは韓国内の旅行会社に対し、眼鏡着用時にはビザの発給が拒否されることがあるという内容のメールを送信した。メールには「最近、眼鏡をかけて撮った写真が拒否されるケースが非常に多いため、なるべく眼鏡をかけていない状態で撮った写真を提出してほしい」という内容が書かれていた。

これを受け、旅行会社関係者は「当分は眼鏡をかけた写真を受け付けないように」と促すメッセージを共有したことが分かった。実際、「写真の不適格」を理由にビザの発給が拒否された人も多い。

中国のこうした動きはTHAAD配備決定に対する報復措置とみられている。中国は韓国が昨年7月にTHAAD配備を決定すると、その1カ月後に韓国人に対する中国ビザの発給条件を厳しくした。今回の措置も「報復性措置」の一環だとの見方が強い。

これに対し、中国大使館は「規定通りに行っているだけで、変わったことはない」との立場を明らかにした。実際、中国政府のビザ発給規定には黒縁眼鏡や色付き眼鏡を着用してはならないとの項目がある。しかし、中国ビザには写真を貼らないため、「平凡な眼鏡まで“写真不適格”を理由にビザの発給を拒否することは説得力に欠ける」と指摘する声が出ている。

この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「中国旅行を自制しよう。国民が一丸となれば甘く見られることはない」
「中国人は済州島にビザなしで行けるのに…」

「中国らしい。韓国も同じようにしよう。中国人が済州島に入国する時の審査をもっと厳しくするべき」
「中国に対抗するには軍事力を強化するしかない」

「パク・クネが大統領になってから周辺国との関係が悪化した。最悪だ」

「先進国の日本に行こう」
「全てをTHAADの報復と考えるのはよくない。米国も最近、パスポート写真での眼鏡の着用を禁止した。当然の措置では?」(翻訳・編集/堂本)