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 芸能界に反旗を翻し、結婚へと走った──。歌手の絢香(28)と水嶋ヒロ(32)の仕事よりも愛を貫いた姿勢は、2009年の結婚当時、高く評価された。しかし、6年が経過した今、2人の間には溝ができているという指摘もある。「週刊文春」が絢香水嶋ヒロの事務所分裂を報じたのだ。

 2人は2009年2月に結婚。同年12月に絢香が、翌年10月には水嶋が当時の所属事務所・研音を退社し、以降2人は、絢香の親族とエイベックス幹部が立ち上げた「A stAtion」がマネジメントを行っていた。

 その「A stAtion」が4月1日に名称変更し、代表取締役に水嶋が就任。ところが、同日新たに別の「A stAtion」という会社が立ち上がった。社長は前A stAtionの社長で、代表取締役はあの松浦勝人氏(51)。デビュー10周年を飾るべく、絢香のマネジメントは、この新生「A stAtion」が行っていくようなのだ。

 夫婦間に何かが起きている──そう思うのが自然だろう。

■事務所を分けたのは”女王様”の思いつき?

 2006年、『I believe』でデビューし、1stアルバム『First Message』はミリオンセラー。瞬く間に歌姫となった絢香は、その分、わがままがひどかったとも言われている。

絢香さんは気に入らないことがあると『もう帰る!』と駄々をこねたり、ライブ前はスタッフに悪態をついたり。理不尽な振る舞いが多く、現場スタッフは非常に気を使っていました。以前、『とくダネ!』で、小倉智昭(68)さんに水嶋さんのことを聞かれた際、番組では普通に答えていましたものの、後に小倉さんにクレームメールを送ったと言われています。小倉さんはブレイク前から絢香さんをかわいがっていたのですが、絢香さんのメールにあ然としていましたね」(テレビ関係者)

 絢香のわがままの一番の被害者は、もちろん夫の水嶋だ。

絢香さんは束縛がかなり激しく、現場に連れ回していました。また、水嶋さんが仕事や打ち合わせで帰りが遅くなると、頻繁に連絡をしてきて、打ち合わせどころではない。もう、依存ですよね。実は2014年、映画『黒執事』に出演したことで俳優業に復帰すると思われたのですが、嫉妬深い絢香さんが他の共演者と長い期間一緒に仕事をするのを嫌がって、オファーを全部断ったとか」(前出・関係者)

 プライベートでも仕事でも夫を縛り付ける絢香。今回の事務分離騒動は、突如、絢香が水嶋に三行半を突きつけたように思える。が、ここには絢香のある思惑があるかもしれない。

■いい夫婦アピールに隠された本当の狙い

 分裂騒動の真意について、ある芸能関係者が語る。

「水嶋は世間的にはヒモのイメージがついています。だから彼に新会社を設立させ、代表取締役におき、昨年生まれた子どもに、“父親が代表取締役”という肩書きを持たせたかったのかもしれません。気持ちはわかりますが、方法論として正しいとは思えない」

 Instagramでいい夫婦、理想の家族アピールにも余念のない二人。突然の事務所分裂には、子を思う母親の気持ちがあるのかもしれない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。