松本、1年でのJ2降格が決定…終盤に2失点を許し無念の逆転負け

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 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第16節が7日に行われ、J1年間順位で16位の松本山雅FCは敵地でヴィッセル神戸に1−2で敗れた。この結果、初の昇格から1年でJ2降格が決定した。

 松本のJ1残留条件は、この試合で勝ち点3を獲得し、アルビレックス新潟が敗れること。勝つしかない松本は0−0で迎えた42分に阿部吉朗のゴールで先制に成功する。前半アディショナルタイムには神戸にPKを与えてピンチを迎えたが、渡邉千真のシュートは左ポストに当たり難を逃れた。しかし、試合終了間際の85分、神戸の森岡亮太に同点ゴールを許すと、さらに後半アディショナルタイム3分にはペドロ・ジュニオールに逆転ゴールを奪われた。このまま試合終了を迎え、1−2の敗戦に終わった。

 昨季のJ2リーグ戦で2位に入り、初のJ1昇格を果たした松本は、ファーストステージ開幕戦の名古屋グランパス戦で引き分けて初の勝点を獲得。続く第2節のサンフレッチェ広島戦こそ敗れたが、第3節の清水エスパルス戦で初勝利を収めた。その後もベガルタ仙台、ヴァンフォーレ甲府、神戸相手に勝点3を獲得し、15位で同ステージを終えた。

 セカンドステージに入り、7月には現在同ステージ2位の鹿島アントラーズを相手に勝利を収めるなど健闘したが、シーズンが進むにあたり徐々に調子を落としていく。そして、今節神戸に敗れたことで15位新潟との勝ち点差は6のまま変わらず、最終節を残して逆転することが不可能になった。この結果、今シーズンのJ2降格クラブは清水、モンテディオ山形、松本の3クラブとなった。