1R敗退の韓国、“永遠のライバル”日本との違いは…/WBC

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元野球選手の朴賛浩(パク・チャンホ)が15日、自身の公式ホームページを通じて、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返りながら日本と韓国の野球の違いについて分析した。

現在朴氏は、韓国テレビ局JTBCでWBCの解説委員を務めている。ホームページでは、野球が五輪種目から除外されて以降、WBCの意味と比重は大きくなりつつあると指摘した。

「サッカーのワールドカップのような大会になり、出場選手がより大きな名誉と意味を持ち、韓国が世界の野球先進国のひとつになることを祈っている」と韓国野球の発展を祈願。続けて、「日本代表を見ながら韓国が考えるべき部分はたくさんあると思った。粘り強く底辺の広い選手の育成、比較にならないほどの野球インフラ、そして高校野球チームは4000チームにも及ぶ」と日本の野球環境に羨望のまなざしを向けた。

韓国は今回、1ラウンド初戦のオランダで完敗したことが響き、最後は得失点率差で2ラウンド進出に失敗した。1・2回大会にように今回も日本と熱い死闘が繰り広げられると思われたが、一度も対戦することなく終わった。一方、日本は順調に決勝ラウンドまで駒を進めた。

朴は、「韓国は最近プロ野球人気が再び高まっているが、小中学校のリトルリーグの数はまだまだ少ない。大学、成人軟式チーム、独立リーグも同じだ。しかし日本は自然と厚い選手層ができるようになっている」と指摘した。

選手層が厚いかどうかは、負傷選手が出たときに代わりになる選手がどれだけいるかで分かるという。朴は、韓国野球の質を向上させるためには体系的な計画を立て、育成を持続していく必要があると繰り返し主張。「(日本が)機能と知能を同時に教育していくシステムもうらやましい部分」とし、さまざまな面で日本のような環境作りを時間をかけてでも進めるべきだとの考えを示した。

・参照:TEAM61::朴賛浩選手公式ホームページ
・参照:osen

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