中国の盲目の人権活動家、「米大使館を出たのは中国当局の脅迫」
中国の盲目の人権活動家で、2日に保護されていた北京の米大使館から「自発的に出た」とされた陳光誠氏について、実際には「家族のことで中国当局から脅迫されたためやむを得ず従った」との情報が出ている。陳氏と親交のある中国の人権活動家や弁護士が同日夜、自身のツイッターで明らかにした。
陳氏の妻と子どもは2日午前、自宅のある山東省から当局者に連れられて北京にやって来た。人権活動家の胡佳氏の妻、曽金燕さんは同日午後から陳氏夫妻それぞれと電話で話をしたといい、その内容をツイッター上で明かした。
「(陳)光誠は大使館から離れることを望んでいなかったが、他に選択肢はなかった。もし大使館から出るのを拒否すれば、妻と子どもがただちに家に送り返されるからだ」「(山東省の)地元当局は彼らの家にカメラを据え付けた。彼らの家に入って、棒を持って待ちかまえている」
北京の弁護士の騰彪氏も2日夜に陳氏と電話で話をし、陳氏が外交部(外務省)当局者から「米大使館を出なければ妻と子どもを山東に送り返す」と脅されたことを認めたとツイッター上で明かした。陳氏への電話はその後繋がらなくなったという。
陳氏夫妻のいる北京市内の病院は厳重な警備がしかれており、曽さんや弁護士は面会できなかった。また曽さんの家の周囲にも私服警官が増え、監視が厳しくなっているという。(編集担当:阪本佳代)
