賞金100万円は誰の手に!日本最大級のWebアプリ開発コンテスト「Mashup Awards 7」表彰式を開催
リクルートの実証・研究機関であるメディアテクノロジーラボは2011年12月11日、都内「THE GRAND HALL」において、日本最大級のWebアプリ開発コンテスト「Mashup Awards 7」の授賞式を開催した。
「Mashup Awards」は、Web開発者が自ら開発したWebサイトやスマートフォンアプリなどを通して技術、デザイン、アイデアを競い合うコンテストだ。時代の先端をいく開発者達の作品が一堂に集まり、Webの未来を提案する場となっている。
コンテストの条件は「参加協力企業が提供するWebAPIを少なくとも1つ利用すること」となっており、「ロケタッチ」でお馴染みのライブドアは協力企業として、位置情報サービス「ロケタッチ」の位置情報関連API(ロケタッチAPI)を提供した。
「Mashup Awards 7」は、前回と同様に最優秀賞に賞金100万円、優秀賞に10万円が授与される。さらに今回は、80以上の賞が設置されており、応募総数も500を超える大規模なイベントとなった。
■皆さん、盛りあがってください - MA7事務局長 山本氏
授賞式に先立ち、MA7 事務局長 山本大策氏より挨拶があった。
山本氏は開口一番、「今日はMashup Battle Final Stageということで、バトル感を出すために、こういう演出になっています。」と、リングにデザインされたステージを説明した。
「MA7は皆さんのご協力により、500作品を超えることができました。これから5作品のプレゼンテーションが行われます。今日は1年に一度のお祭りなので、皆さん、盛りあがってください。長いですが、最後まで拍手をお願いします。」と述べて、壇上をあとにした。
■白熱したバトルを展開
特設のリング上では、最終審査会にノミネートされた5作品の応募チームによる白熱したバトルが行われた。各チームには、5分間のアピールタイムが与えられる。登壇者は、自分たちのサービスやアプリを単に紹介するだけでなく、アントニオ猪木に扮したパフォーマンスで登場するなど、開発者らしい様々な発想の演出で開場を盛り上げた。
Mashup Battle Final Stageでのバトルでプレゼンされた作品は、いずれも甲乙つけがたいものだったが、もっとも注目を集めたのは、株式会社 ignoteの「ミブリ・テブリ- QUIZ kinect -」だ。
「ミブリ・テブリ- QUIZ kinect -」は、マイクロソフトのカラダまるごとコントローラー Kinect コントローラーを使ったクイズであり、カラダの動作だけでクイズを行うというもの。右手をあげることによって、ゲームをスタートさせたら、あとはカラダを使って「○」「×」を表現する。
ひとりでもクイズに参加できるが、二人による対戦型バトルはプレゼンターの面白い動きによって、開場を興奮の渦に巻き込んだ。さらに遠隔地との対戦型バトルもできるそうだが、こちらは遠隔地との連携がうまくいかずにタイムアップとなり、開場の笑いを誘った。
■会場を沸かせた表彰式
白熱したバトルのあとに休憩をはさみ、授賞式が開催された。授賞式は、A〜Dのグループごとに表彰を行い、協力企業賞、メディアパートナー賞、テーマ賞などの表彰を行ったのち、最優秀賞を含む優秀賞の表彰が行われた。
●ロケタッチAPIを利用した「日本たんけん!ロケペット」- ライブドア賞
ライブドア賞は、ロケタッチAPIを利用したネット社長の「日本たんけん!ロケペット」であり、インクカートリッジ里帰りプロジェクト賞とマピオン賞も同時に受賞した。
「日本たんけん!ロケペット」は、ライフログを旅するソーシャル位置ゲームであり、パソコンとスマートフォンで遊ぶことができる。
プロダクトとして、APIをマッシュアップしている点、完成度が高く実際に楽しめる点、位置情報のプラットフォームよく研究されている点などが高く評価された。
●100万円は焼き鳥代!アイデアが評価された「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」- 最優秀賞
最優秀賞は、10名の審査員による投票で決定された。最優秀賞は、6票を獲得した株式会社 ignoteの「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」だ。
副賞の100万円の使い道についてMCから聞かれた代表者の中西孝之氏は「地元の焼き鳥屋さんで祝勝会をやります。けっこう単価が安いお店なので、助かります。」と素直な心境を語り、開場の笑いを誘った。
「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」は、文字通りに身振り手振りでクイズに答えるという、アイデアが評価された。
●甲乙つけがたい作品ばかり - 優秀賞
優秀賞に選出された作品は、いずれも甲乙つけがたいものばかりだ。
優秀賞は、株式会社 ignoteの「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」のほかに、首都大学東京 渡邉英徳研究室+首都大学東京大学院学生有志の「東日本大震災アーカイブ」、f4samurai「alarm everyone」、engraphチームの「engraph for Android (BETA)」、JST ERATO 五十嵐デザイン インタフェースプロジェクトの「smoon」、研究開発チームの「smoon」が受賞した。
首都大学東京 渡邉英徳研究室+首都大学東京大学院学生有志の「東日本大震災アーカイブ」は、文字通りに東日本大震災に関するWeb上の情報をアーカイブするサービスだ。
今回、最優秀賞を惜しくも逃した「東日本大震災アーカイブ」だが、Mashup Awards 7実行委員会委員長の羽野 仁彦氏は、「これまでのMashup Awardsの作品の中で、ひとつの完成形に近く、メモリアルとして残していきたい。」と、その作り込みの素晴らしさを絶賛した。
f4samuraiの「alarm everyone」は、ソーシャル目覚まし時計だ。友達と同時刻に目覚ましを鳴らして一緒に起きることができ、メッセージも送れる。また、誰が起きていないかも確認できる優れものだ。
engraphチームの「engraph for Android (BETA)」は、新感覚のソーシャル電話帳アプリだ。2次元のマップ形式の中心に自分を表示して、自動的に親しい友人を導き出し、その友人のアイコンを中心近くに配置してくれる。アイコンをクリックすると、連絡手段を順次に選ぶことができる。Android端末に標準の電話帳アプリに比べ、より使いやすいものとなっている。
JST ERATO 五十嵐デザイン インタフェースプロジェクトの「smoon」は、計らなくて済むハイテクスプーンだ。パソコン内のデジタルデータとアクチュエーターが連動することによって、「ただすくうだけ」で、適量を得ることができる。
●合コン券が貰えた!女子をハッピーにする「My365」- MUP48賞
MUP48とは、女子ITコミュニティやIT女子を横断的に繋げて、IT業界をさらに盛り上げるとともに、それぞれ横の繋がりを作ることを目的として構成されている団体だ。
MUP48賞は、女子をハッピー&リラックスな気持ちにさせてくれるサービス1作品に送られるもので、My365 Project Teamの「My365」が選出された。
「My365」は、その日1日を決める写真1枚を残すアプリであり、あとからそれがその日を思い出すキッカケや思い出になるというもの。
副賞は、MUP48選抜メンバーとの合コン券ということで、自然に開場の笑いを誘った。MCの説明によると、個々で話し合っての合コンを実施するとのことだ。
「Mashup Awards 7」は、本物のリングを開場に設置するという主催者側の演出もさることながら、各チームのプレゼンの面白さもあり、大盛況のうちに幕を閉じた。
■Mashup Awards 7
■リクルート
「Mashup Awards」は、Web開発者が自ら開発したWebサイトやスマートフォンアプリなどを通して技術、デザイン、アイデアを競い合うコンテストだ。時代の先端をいく開発者達の作品が一堂に集まり、Webの未来を提案する場となっている。
「Mashup Awards」のロゴ |
コンテストの条件は「参加協力企業が提供するWebAPIを少なくとも1つ利用すること」となっており、「ロケタッチ」でお馴染みのライブドアは協力企業として、位置情報サービス「ロケタッチ」の位置情報関連API(ロケタッチAPI)を提供した。
「Mashup Awards 7」は、前回と同様に最優秀賞に賞金100万円、優秀賞に10万円が授与される。さらに今回は、80以上の賞が設置されており、応募総数も500を超える大規模なイベントとなった。
■皆さん、盛りあがってください - MA7事務局長 山本氏
授賞式に先立ち、MA7 事務局長 山本大策氏より挨拶があった。
山本氏は開口一番、「今日はMashup Battle Final Stageということで、バトル感を出すために、こういう演出になっています。」と、リングにデザインされたステージを説明した。
Mashup Battle Final Stage について語る、MA7 事務局長 山本大策氏 |
「MA7は皆さんのご協力により、500作品を超えることができました。これから5作品のプレゼンテーションが行われます。今日は1年に一度のお祭りなので、皆さん、盛りあがってください。長いですが、最後まで拍手をお願いします。」と述べて、壇上をあとにした。
■白熱したバトルを展開
特設のリング上では、最終審査会にノミネートされた5作品の応募チームによる白熱したバトルが行われた。各チームには、5分間のアピールタイムが与えられる。登壇者は、自分たちのサービスやアプリを単に紹介するだけでなく、アントニオ猪木に扮したパフォーマンスで登場するなど、開発者らしい様々な発想の演出で開場を盛り上げた。
本物のリングが設置された「Mashup Battle Final Stage」 |
Mashup Battle Final Stageでのバトルでプレゼンされた作品は、いずれも甲乙つけがたいものだったが、もっとも注目を集めたのは、株式会社 ignoteの「ミブリ・テブリ- QUIZ kinect -」だ。
「ミブリ・テブリ- QUIZ kinect -」は、マイクロソフトのカラダまるごとコントローラー Kinect コントローラーを使ったクイズであり、カラダの動作だけでクイズを行うというもの。右手をあげることによって、ゲームをスタートさせたら、あとはカラダを使って「○」「×」を表現する。
カラダを使って「○」「×」を表現する |
ひとりでもクイズに参加できるが、二人による対戦型バトルはプレゼンターの面白い動きによって、開場を興奮の渦に巻き込んだ。さらに遠隔地との対戦型バトルもできるそうだが、こちらは遠隔地との連携がうまくいかずにタイムアップとなり、開場の笑いを誘った。
ミブリ・テブリは、二人による対戦型バトルが行える |
■会場を沸かせた表彰式
白熱したバトルのあとに休憩をはさみ、授賞式が開催された。授賞式は、A〜Dのグループごとに表彰を行い、協力企業賞、メディアパートナー賞、テーマ賞などの表彰を行ったのち、最優秀賞を含む優秀賞の表彰が行われた。
●ロケタッチAPIを利用した「日本たんけん!ロケペット」- ライブドア賞
ライブドア賞は、ロケタッチAPIを利用したネット社長の「日本たんけん!ロケペット」であり、インクカートリッジ里帰りプロジェクト賞とマピオン賞も同時に受賞した。
「日本たんけん!ロケペット」は、ライフログを旅するソーシャル位置ゲームであり、パソコンとスマートフォンで遊ぶことができる。
ロケタッチAPIを利用した、ネット社長の「日本たんけん!ロケペット」 |
プロダクトとして、APIをマッシュアップしている点、完成度が高く実際に楽しめる点、位置情報のプラットフォームよく研究されている点などが高く評価された。
「日本たんけん!ロケペット」の関係者による記念写真 |
●100万円は焼き鳥代!アイデアが評価された「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」- 最優秀賞
最優秀賞は、10名の審査員による投票で決定された。最優秀賞は、6票を獲得した株式会社 ignoteの「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」だ。
副賞の100万円の使い道についてMCから聞かれた代表者の中西孝之氏は「地元の焼き鳥屋さんで祝勝会をやります。けっこう単価が安いお店なので、助かります。」と素直な心境を語り、開場の笑いを誘った。
「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」は、文字通りに身振り手振りでクイズに答えるという、アイデアが評価された。
「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」代表の中西孝之氏 |
●甲乙つけがたい作品ばかり - 優秀賞
優秀賞に選出された作品は、いずれも甲乙つけがたいものばかりだ。
優秀賞は、株式会社 ignoteの「ミブリ・テブリ -QUIZ kinect-」のほかに、首都大学東京 渡邉英徳研究室+首都大学東京大学院学生有志の「東日本大震災アーカイブ」、f4samurai「alarm everyone」、engraphチームの「engraph for Android (BETA)」、JST ERATO 五十嵐デザイン インタフェースプロジェクトの「smoon」、研究開発チームの「smoon」が受賞した。
首都大学東京 渡邉英徳研究室+首都大学東京大学院学生有志の「東日本大震災アーカイブ」は、文字通りに東日本大震災に関するWeb上の情報をアーカイブするサービスだ。
今回、最優秀賞を惜しくも逃した「東日本大震災アーカイブ」だが、Mashup Awards 7実行委員会委員長の羽野 仁彦氏は、「これまでのMashup Awardsの作品の中で、ひとつの完成形に近く、メモリアルとして残していきたい。」と、その作り込みの素晴らしさを絶賛した。
Mashup Awards 7実行委員会委員長の羽野 仁彦氏 |
f4samuraiの「alarm everyone」は、ソーシャル目覚まし時計だ。友達と同時刻に目覚ましを鳴らして一緒に起きることができ、メッセージも送れる。また、誰が起きていないかも確認できる優れものだ。
「alarm everyone」があれば、「すっぽかし」がなくなるとのこと。 |
engraphチームの「engraph for Android (BETA)」は、新感覚のソーシャル電話帳アプリだ。2次元のマップ形式の中心に自分を表示して、自動的に親しい友人を導き出し、その友人のアイコンを中心近くに配置してくれる。アイコンをクリックすると、連絡手段を順次に選ぶことができる。Android端末に標準の電話帳アプリに比べ、より使いやすいものとなっている。
「engraph for Android (BETA)」について語る、高橋せいべえ氏 |
JST ERATO 五十嵐デザイン インタフェースプロジェクトの「smoon」は、計らなくて済むハイテクスプーンだ。パソコン内のデジタルデータとアクチュエーターが連動することによって、「ただすくうだけ」で、適量を得ることができる。
「smoon」を実演する、渡邊恵太氏 |
●合コン券が貰えた!女子をハッピーにする「My365」- MUP48賞
MUP48とは、女子ITコミュニティやIT女子を横断的に繋げて、IT業界をさらに盛り上げるとともに、それぞれ横の繋がりを作ることを目的として構成されている団体だ。
MUP48賞は、女子をハッピー&リラックスな気持ちにさせてくれるサービス1作品に送られるもので、My365 Project Teamの「My365」が選出された。
「My365」は、その日1日を決める写真1枚を残すアプリであり、あとからそれがその日を思い出すキッカケや思い出になるというもの。
副賞は、MUP48選抜メンバーとの合コン券ということで、自然に開場の笑いを誘った。MCの説明によると、個々で話し合っての合コンを実施するとのことだ。
MUP48と記念写真を撮る、My365 Project Teamの飯塚勇太氏 |
「Mashup Awards 7」は、本物のリングを開場に設置するという主催者側の演出もさることながら、各チームのプレゼンの面白さもあり、大盛況のうちに幕を閉じた。
■Mashup Awards 7
■リクルート