ここにもスーパー中学生! わずか2年でオブスタクル世界大会に出場【徳島】
様々な障害物を乗り越えてゴールまでのタイムを競う、オブスタクルスポーツ。
2028年のロサンゼルスオリンピックでは、近代5種のひとつに入る、いま注目の競技です。
そのオブスタクルスポーツで、8月、世界大会に出場する中学生がいます。
スーパー中学生の素顔に迫りました。
走って、飛んで、掴んで、跳ねて。
記者も体験させてもらいました。
(記者)
「最後、一番上がかなり垂直になっていて、そこが難しかったです。結構きついですね」
吉野川市鴨島町のオブスタクルスポーツ、吉野川コース。
日本初の国際競技連盟公認コースとあって、県内外から多くの選手が練習に訪れています。
そのおかげというべきか、2026年はこの施設から、なんと5人が日本代表として、8月にアイルランドで開かれる世界大会に出場します。
なかでも注目は徳島中学2年生、14歳の青木蓮晟選手です。
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「(練習には)気温はとてもいい感じで、オブスタ的にはありがたい」
午前中は、陸上部の大会に出ていたという青木選手。
その疲れも見せず、午後からはオブスタクルスポーツの練習を始めます。
そんな青木選手には師匠がいます。
同じく世界大会に2年連続で出場する、白川知明選手です。
(マスターズクラス 日本代表・白川知明 選手)
「惜しい、惜しいんだけど、もっとひきつけの力が大事だね、もっとグッと」
「(青木選手は)コンスタントにすべてこなしていくのが、すごいなって」
青木選手がオブスタクルスポーツに出会ったのは、小学6年生の時。
このコースがオープンした際、イベントへ参加したのがきっかけでした。
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「小さいときからアスレチックや公園が好き」
「お父さんがインスタで吉野川コースを見つけて、こんなのあるよって教えてくれてハマった」
「昔はすごく手の皮がむけて、とても痛くて、耐えていたら大丈夫になった」
自宅に帰っても、練習は終わりません。
廊下に作りつけられたうんていや、庭のアスレチックで練習に励みます。
うんていは、「自分の部屋よりうんていが欲しい」と両親に直訴したんだとか。
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「(両親には)日頃から感謝してます」
「友だちにも頑張れと言ってもらえるのが力になる。みんなには感謝しかない」
学校に部活、そしてオブスタクルスポーツと、忙しい毎日を送る青木選手。
2026年4月の公式大会では、世界大会出場への推薦基準 40秒を大幅に上回る、29秒61の記録をたたき出し、見事、優勝を飾りました。
今の課題は?
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「ホイールっていう車輪の部分と、2メートルウォールとか、一番欲しいのは最後まで行く体力」
「最後まで全力で走りたいので、体力も必要」
この日の練習では最後に、師匠である白川選手と勝負することになりました。
コースの全長は100メートル、目標は自己ベストでもある29秒61の更新です。
見事、師匠に勝利!気になるタイムは…?
(父・青木啓剛さん)
「28秒台かな」
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「(ライバルに)勝った!勝った!」
自己ベスト更新です。
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「28秒」
(父・青木啓剛さん)
「28秒前半ぐらいですね」
(マスターズクラス 日本代表・白川知明 選手)
「やるやん」
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「めっちゃいいです。ベスト、ベストですね」
(マスターズクラス 日本代表・白川知明 選手)
「ミスしないよね」
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「ミスしなくなって」
(マスターズクラス 日本代表・白川知明 選手)
「本当にミスしないのはすごい、世界戦でも重要なポイントだから」
(父・青木啓剛さん)
「日々成長しているのはすごく感じている。楽しむのが一番なので」
(母・青木祐美さん)
「楽しんで自分の実力を世界大会で出せるように、頑張って欲しい」
競技を始めてわずか2年でつかんだ、憧れの世界大会への切符。
夢の舞台では果たして、どんなパフォーマンスを見せてくれるんでしょうか。
(ユースクラス 日本代表・青木蓮晟 選手)
「日本で初めてユースクラスとして、この世界(大会)に行けるので、日本のユースというのを外国人の選手に見せつけて」
「表彰台に乗って、必ずメダルをとって帰ってきたいと思う」
徳島の、いや、日本の若きエース・青木蓮晟。
世界のステージに向かって今、走り出しました。
青木選手の出場する「OCRワールドチャンピオンシップス」は、8月6日からアイルランドのリムリック競馬場で開かれます。
世界での活躍を期待しましょう。
