パリ近郊で森林火災、セーヌ川の水で消火 欧州を襲う熱波で増え続ける死者

(CNN)欧州全土で猛暑が続く中、フランス・パリの南部で大規模な森林火災が発生し、消防隊が懸命の消火活動を続けている。
CNN提携局のBFMTVは13日、これまでに800ヘクタール以上の森林が焼失したと伝えた。消防隊は航空機でセーヌ川から水をくみ上げて消火活動に使っているという。
ローラン・ヌネズ内相は記者団に対し、この火災が放火だったかどうかを警察が調べていると語った。内相は12日、Xへの投稿で、別の場所でも複数の森林火災が起きていることを明らかにした。
フランスやスペインは3回の熱波に見舞われて気温が30度台後半まで上昇し、大規模な森林火災が相次いだ。
熱波による死者も増え続けている。欧州疾病予防管理センター(ECDC)と世界保健機関(WHO)が支援する調査ネットワーク「ユーロMOMO」によると、6月下旬に欧州西部を襲った熱波では、超過死亡が1万人を超えた。うち9000人あまりは65歳以上だった。
この傾向は今後数年にわたって続く見通しだ。欧州の「コペルニクス気候変動サービス」によると、欧州大陸は世界で最も急速に温暖化が進み、世界平均の2倍以上のペースで気温が上昇している。
AP通信によると、スペインでは先週、南部で発生した火災で13人が死亡、10人が行方不明になっている。
