ボカロP・アタリが語る、新曲「POLARIS」の背景、音楽観とベースへのこだわり
第1回は、ボカロPとしての活動に留まらず「宮川当」名義でのアーティスト活動も本格化させているアタリをピックアップ。独自の低音へのこだわりが光る新曲「POLARIS」の背景、そして久石譲や映画『TENET』など、その剥き出しの音楽観を形作ったカルチャーのルーツに迫る。
ここで色々深い事言えたらかっこいいですが、特に深い意味はありません。ですが、インパクトは強いかなと思っています。日本人からしたら特に覚えやすいかなと思っています。気にしてみると日常生活に沢山ありますからね。是非探してみてください。そういえば小さい頃、商品説明の部分に書いてある「100g ”あたり”〜」の部分は何か当たったのかと思って興奮していました。あと初めて楽曲を聴いてもらった時名前が「アタリ」と書いてあれば印象残るかなとそういう狙いもあります。同じ名前でパッと出てくるのは海外のゲーム会社「ATARI」ですね。今は”宮川 当”で僕の声でのアーティスト活動もやっています。是非聴いてみてください!
ーこれまでの人生で、ご自身の音楽観やカルチャー観に最も大きな影響を与えた「アーティスト」や「作品(映画・本・アニメなど)」を教えてください。
アーティストは久石譲さんですね。音楽を作るきっかけになった人でもあり、小さい頃から聴いている人でもあります。僕の血液に譲さんの音楽が流れています。そこから派生して広がり、今の形になっています。一度だけ生でコンサートを見に行きましたが本当に大感動しました。また見に行きたいですね。もはや会いたいですね。
映画でいうと父が映画好きなのもあり色々な作品を見る機会がありました。本当の映画好きからすればベタかもしれませんが、『TENET』ですね。ずっと印象に残っています。繰り返し見ても考察できる、面白いという感覚は僕の中で新鮮でした。ノーラン監督の作品は一通り見てます。あと『パルプフィクション』も記憶に残っています。独特なシーンチェンジ、雰囲気、僕からしたら正直難しさはありましたが、記憶に残っているシーンは多いです。そういう難しい良く分からないけど印象的という要素は意外と大事なのかもなと思いました。
アニメ、マンガはあまり見てこなかったのですが、23歳で初めて『NARUTO』を読みました。読破できるか心配はありましたが読破するどころかアニメも全て見ました。これがアニメ、マンガの面白さかと気付かされ、今は少しずつ色んな作品に手を伸ばしてます。
ー数ある表現手段の中で、「ボカロ」という文化に惹かれ、自身もボカロPとして歩み始めたきっかけは何でしたか?
これは人によっては怒られるかもしれませんが、最終的に歌うアーティストになってみたいという願望もあり、歌う前の音楽を作る練習期間としてボカロを使っていました。ただ使う中でボカロにしかできない表現や、面白さ音楽性があるなと面白さも感じなんだかんだ楽しんでました。自分の声(キャラクター)は限られていますが、ボカロは良い意味の無機質さがあり馴染んでくれるので、色々な音楽を作りたい自分にとってはとてもありがたかったです。あと文化自体は全然浅い状態で入ったのですが、ボカロを知ることができる機会もできたので、音楽をやっていく上での視野として良かったなと思っています。

