NY高層ビルの支柱にゆがみが見つかり、入居者らが避難した/Nearmap

CNN)米ニューヨークマンハッタン中部にある高層ビルで7日、複数の支柱にゆがみが見つかり、入居者や作業員が避難する事態になっている。

同ビルについてニューヨーク市消防局長は先に、「部分的な倒壊」の恐れがあるとして懸念を示す一方で、同ビルの建築工法から判断すると、完全倒壊はあり得ないとの認識を示した。

現場はマンハッタンのイースト42ストリートに面した高層ビル。かつて製薬大手ファイザーの本社があり、集合住宅への改築が進められていた。開発業者はビルの損傷した部分を再建し、予定通りにプロジェクトを完成させる意向を示している。

避難命令は周辺の複数のビルも対象となっており、8日の時点で4棟の避難命令が継続されている。

ニューヨーク市のゾーラン・マムダニ市長は8日、同ビルでその後新たな動きは確認されていないと述べた。建物を安定させるため、複数のフロアに仮設の支柱などが設置されており、8日もそうした支柱を増やす予定だとしている。

同ビルの開発業者はCNNの取材に対し、ゆがみが生じたのは欠陥のある支柱に過大な荷重がかかったことが原因だったと指摘。正確な原因は今後突き止めると語った。

構造エンジニアのマシュー・ロブレス氏はCNNに対し、ビルの補強は「非常に危険な」作業だが、「リスク軽減のための対策が講じられている」と説明した。

柱のゆがみは配管工組合の作業員が同ビルの21階で最初に発見し、ビル内にいた全員を避難させた。

周辺の道路は徐々に通行止めが解除され、警察が規制区域内のビル利用者の誘導を行っている。