農牧統合をデジタル技術で支援! グリーン「セラード地域における劣化牧野回復および持続的農地転換に向けた農牧統合(ILP)導入のためのデジタル支援実証事業」
記事ポイント
グリーンのデジタル支援実証事業がJICA調査に採択e-kakashiを中核に農牧統合(ILP)導入を支援MRVプラットフォームで低炭素農業向け融資を支援
グリーンが「セラード地域における劣化牧野回復および持続的農地転換に向けた農牧統合(ILP)導入のためのデジタル支援実証事業」を提案しました。
同実証事業は、JICAの「ブラジル国セラード地域における劣化牧野回復及び持続的な農地転換プロジェクト推進のための情報収集・確認調査」に採択されています。
ブラジル・セラード地域で農牧統合システムの導入をデジタル技術で支援し、「シン・セラードの奇跡」の実現を目指す取り組みです。
グリーン「セラード地域における劣化牧野回復および持続的農地転換に向けた農牧統合(ILP)導入のためのデジタル支援実証事業」

採択先:JICA「ブラジル国セラード地域における劣化牧野回復及び持続的な農地転換プロジェクト推進のための情報収集・確認調査」対象地域:ブラジル・セラード地域中核技術:農業IoTソリューション「e-kakashi」支援対象:生産者、金融機関関連技術:衛星画像、気象メッシュデータ、生育シミュレーション、現場の作業記録
グリーンは、国内外でAIを活用した農業ソリューション「e-kakashi(イーカカシ)」を提供しています。
今回の実証事業では、ブラジル・セラード地域で劣化牧野回復と持続的な農地転換に向けた農牧統合(ILP)導入をデジタル技術で支えます。
セラード地域は、1970年代以降の「日伯セラード農業開発協力事業(PRODECER)」などを通じた土壌改良や農業開発により、世界最大級の食糧供給基地へと変貌しました。
一方で、広大な牧野の劣化は温室効果ガス排出の増大や新たな森林伐採を招く負の連鎖の起点となっています。
農牧統合(ILP)で劣化した土壌を回復
ILP:Integracao Lavoura-Pecuariaの略仕組み:作物の栽培と家畜の放牧を同一の土地で組み合わせる持続可能な農業システム例:雨季に大豆を栽培した後、乾季にはトウモロコシと牧草を混播して牛の放牧を行う
農牧統合(ILP)は、農地で作物の栽培と家畜の放牧を交互に行う取り組みです。
時期や場所を組み合わせることで、劣化した土壌を回復させながら環境負荷を抑えた農業生産につながります。
ブラジル政府が推進する「劣化牧野を持続可能な農業生産と森林に転換する国家プログラム(PNCPD)」では、農牧統合(ILP)が中核に位置づけられています。
現場の農家が劣化した牧野を農牧統合(ILP)で回復させるには、土地がどのような作物や運用に適しているかを見極めるゾーニングが必要です。
e-kakashiを中核に圃場ごとの判断を支援
中核:農業IoTソリューション「e-kakashi」統合するデータ:衛星画像、気象メッシュデータ、生育シミュレーション、現場の作業記録生産者向け機能:圃場ごとの最適な播種判断、生育モニタリング
広大なセラード地域では、圃場ごとの詳細な環境データが不足しています。
近年の気候変動により、最適な作期や放牧のタイミングを見極める技術的なハードルも高くなっています。
デジタル支援基盤は、衛星画像、気象メッシュデータ、生育シミュレーション、現場の作業記録を統合します。
生産者向けの意思決定支援機能は、圃場ごとの最適な播種判断や生育モニタリングを支え、収量と収益の安定化を実現します。
MRVプラットフォームで低炭素農業向け融資を支援
MRV:Measurement, Reporting and Verificationの略仕組み:温室効果ガスの排出量や削減量などを測定し、報告し、データの正しさを検証する仕組み金融機関向け機能:圃場ごとの生産性とリスクを可視化するスコアリング機能
農牧統合(ILP)への転換資金を得るための低炭素農業向け融資では、環境改善や生産性向上を示すデータのエビデンスが求められます。
MRVプラットフォームは、農家による環境配慮型の取り組みが温室効果ガス削減などの効果を上げているかを客観的に証明する基盤です。
金融機関向けには、圃場ごとの生産性とリスクを可視化するスコアリング機能があります。
低炭素農業向け融資などの審査・報告を支援し、環境配慮型の取り組みに必要な資金アクセスへつながります。
JICAのプロジェクトで日本企業の技術を現地圃場で試験
プロジェクト名:ブラジル国セラード地域における劣化牧野回復及び持続的な農地転換プロジェクト推進のための情報収集・確認調査対象技術:土壌改良資材、バイオスティミュラント、デジタル農業技術など目的:現地の圃場で試験し、効果の可視化を実証する
JICAのプロジェクトは、ブラジルの劣化した牧野を持続可能な農地に回復させるための取り組みです。
スタートアップを含む日本企業が持つ土壌改良資材、バイオスティミュラント、デジタル農業技術などを現地の圃場で試験します。
効果の可視化を実証することで、日本企業の海外展開を後押しし、同国における持続可能な農業の実現に貢献します。
グリーンの実証事業は、農牧統合(ILP)導入に必要な適地評価、作期判断、放牧のタイミング、融資審査に関わるデータ基盤を一体で支えます。
農業IoTソリューション「e-kakashi」を軸に、セラード地域の劣化牧野回復と農牧統合(ILP)導入を支える実証事業です。
生産者の圃場ごとの判断と金融機関の低炭素農業向け融資をつなぎ、環境保全と農業生産性の両立に向けた基盤を使えます。
グリーンのデジタル支援実証事業の紹介でした。
よくある質問
Q. グリーンの実証事業は何に採択されましたか?
A. JICAの「ブラジル国セラード地域における劣化牧野回復及び持続的な農地転換プロジェクト推進のための情報収集・確認調査」に採択されています。
Q. 農牧統合(ILP)とはどのような仕組みですか?
A. 農牧統合(ILP)は、作物の栽培と家畜の放牧を同一の土地で組み合わせる持続可能な農業システムです。
Q. e-kakashiを中核にしたデジタル支援基盤は何を統合しますか?
A. 衛星画像、気象メッシュデータ、生育シミュレーション、現場の作業記録を統合し、圃場ごとの播種判断や生育モニタリングを支えます。
Q. MRVプラットフォームは何を支援しますか?
A. MRVプラットフォームは、圃場ごとの生産性とリスクを可視化し、低炭素農業向け融資などの審査・報告を支援します。
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