オーストリア戦もクリーンシートを達成。スペインのゴールマウスを守るU・シモン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 スペイン紙『AS』が「歴史的快挙を成し遂げたウナイ・シモン」と見出しを打った記事を掲載。29歳守護神の偉業を報じる。

「スペイン代表のゴールキーパーは、オーストリア戦での穏やかな前半と後半開始2分を経て、ワールドカップにおけるカシージャスの無失点記録を更新した」

 北中米W杯のラウンド32で、スペインはオーストリアと対戦。3−0の完封勝利を収め、U・シモンはかつての名手の記録を超えた。

「ワールドカップの歴史にその名を刻んだ。アスレティックに所属するこのゴールキーパーは、代表63試合目にしてイケル・カシージャスの無失点記録を破った。カシージャスは2010年ワールドカップで420分(グループステージ最終戦のチリ戦から)、2014年大会ではオランダにゴールを許すまでの43分間、無失点を続けていた」

 世界の舞台でも新レコードだ。

「スペインサッカー界に足跡を残すだけでなく、彼は歴史的な記録も打ち立てた。無失点時間を518分に伸ばし、これまで記録を保持していたワルテル・ゼンガを上回り、ワールドカップ全史におけるゴールキーパーの最長無失点記録を樹立した」
 
 思い返すのは4年前。「カタール大会で日本に得点を許して以来、1ゴールも喫していない。あの悲しい思い出となったモロッコとの決勝トーナメント1回戦は0−0で終わった」。グループステージを突破したが、ベスト16でモロッコにPK戦負けを喫した。

 そして北中米大会で、U・シモンは変わらずスペインのゴールマウスに立つ。

「グループステージの3試合(カーボベルデ戦、サウジアラビア戦、ウルグアイ戦)、さらにオーストリア戦も無失点を続けた。ここ数か月、ゴールキーパーのポジション争いを巡る議論でその立場が脅かされているとされてきたシモンだが、彼はスペインサッカー界に永遠にその名を刻んだのである」

 記事によれば、U・シモンはオーストリア戦後のミックスゾーンで、ワールドカップにおける無失点記録の重要性を次のように語った。

「私にとって、サッカー界におけるこうした個人への評価はあまり意味がありません。これはチームスポーツです。結局のところ、失点しないように日々ゴールを守っているのは26人全員なのです」

 あくまでもチーム全員が成し遂げたことだ。「鍵となるのは、オジャルルサバルから私に至るまで、全体が堅固であること」と強調する。

「この評価の顔となっているのは私ですが、チームの働きは素晴らしく、次にこの記録を破ろうとする者のために、それを困難なものにできるよう、無失点時間を伸ばし続けたい」と願い、「もし、今後の4試合でゴールを決められなければ、それは良い知らせとなるでしょう」と、2010年大会以来の世界制覇を見据えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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