高須クリニックの高須幹弥氏が自身のYouTubeチャンネルで「【出生率1.14出生数68万人で過去最低更新】少子化の原因と対策について私の意見を話します」を公開した。動画では、出生率の低下が止まらない日本の現状を分析し、政府の少子化対策の限界と、今後の社会のあり方について持論を展開している。

高須氏は、日本の合計特殊出生率が1.14と過去最低を更新したことに対し、少子化の根本的な原因を考察。「お金配ってもすずめの涙、焼け石に水程度」と述べ、金銭的支援による対策では劇的な効果は期待できないと断じた。少子化は複雑に絡み合った社会構造の問題であるとし、昔は子供が家計を助ける労働力であったのに対し、現代は高学歴化によって教育費がかさみ、子供が「贅沢品」になったと指摘した。

また、少子化は日本特有の問題ではなく、東アジア諸国や欧米も含めた「先進国病」であると分析する。その上で「少子化対策を無理にしてお金を配るよりかは、今後の少子高齢化に備えてより幸福度が高くて、なおかつ日本強く経済も成長させるという方向に舵を切るべきだ」と語り、人口減少を緩やかにする努力は見せつつも、社会構造を少子高齢化に適応させることの重要性を強調した。

最後に高須氏は、かつての「お見合い結婚」が主流だった時代や、避妊具が普及しておらず中絶が違法だった時代とは環境が全く異なると説明する。現代の若者が直面する状況に寄り添いながら、従来の少子化対策の限界を冷静に見据えた。ただ闇雲に子供を増やす施策に固執するのではなく、人口が減っても豊かに生きられる国作りを目指すという高須氏の提言は、社会全体の意識改革を促す内容となっている。