杉並区長選は初日から勝負あり! “モノトーン”毛嫌いされた自民陣営がリベラル現職にWスコア惨敗の哀れ
フタを開ければダブルスコアの惨敗だった。投票翌日、29日開票の東京・杉並区長選で、自民党はリベラル系首長の象徴的存在である現職・岸本聡子区長(51)に敵意ムキ出し。27年ぶりに党推薦候補として元区議会議長の大和田伸氏(45)を擁立したが、10万票以上を獲得した岸本氏に6万票差もつけられ、返り討ちに遭った。
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「片山さつき財務相ら党都連所属の国会議員も続々と応援に駆けつけ、自民は総力戦体制。しかし勝敗を左右する無党派層の支持は2割にも届かず、肝心の保守票も前区長で返り咲きを狙った田中良氏(65)に自民支持層の2割を奪われ、大和田陣営は4割ほどしか固め切れませんでした」(都政担当記者)
■門寛子衆院議員が悪目立ち
無党派層をドン引きさせたのは、大和田陣営のキツすぎる岸本批判だ。とりわけ地元選出の門寛子衆院議員が悪目立ち。岸本区政の対話集会や木製ベンチ増設などをクサし、SNSで〈「おままごと」に区長がお戯れ〉とつづった過去の投稿をわざわざリポスト。大炎上し、岸本陣営の結束を逆に強めた感すらある。
「リベラル層にすれば『絶対に負けられない選挙』となり、投票率も42.54%と前回選(37.52%)から約5ポイントもアップ。大和田陣営は『打倒リベラル』の意に反して『打倒自民』の火をつけ、区民の関心が高まった結果、岸本さんに無党派層の6割の支持が流れた。惨敗は自業自得です」(区政関係者)
「第一声」から好対照だった。大和田陣営が紺のポロシャツや白いワイシャツ姿の“オッサン”ばかりが集まる「モノトーン」な印象に対し、岸本陣営は普段着の女性が目立つ「カラフル」な雰囲気。選挙初日から「勝負あった!」で、大和田氏の予想以上の大敗は、昔ながらの選挙戦が毛嫌いされた結果でもある。
推薦候補を擁立した都内の首長選で自民は3月の清瀬市長選、4月の練馬区長選と負け続き。28日投開票の狛江市長選でようやく勝ったものの、メディア注視の杉並区長選惨敗のインパクトは大きい。衆院選の都内30小選挙区で全勝した自民の勢いは、とうに薄れている。
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