スポニチ

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 テニスの4大大会の第3戦、ウィンブルドン選手権は29日、英ロンドン郊外のオールイングランド・ローン・テニス・クラブで開幕する。大会の模様を連日生中継する衛星放送局WOWOWは、シングルス本戦に出場する男子の島袋将(28=有沢製作所)、望月慎太郎(23=IMG)、女子の大坂なおみ(28=フリー)、伊藤あおい(22=SBCメディカルグループ)の4選手をインタビュー。それぞれが伝統のグランドスラムに懸ける思いを語った。

 《島袋将》

 ――今の気持ちは?

 「3年前が初めての本戦出場だったのですが、今はその時とは違った感覚があります。前回は初めてで右も左もわからないような状態で、とてもワクワクで満ち溢れていました。今回は、もちろん楽しみな気持ちはあるのですが、勝ちにきているという面では前回と大きく違います」

 ――今シーズン好調の理由は自分ではどのように考えている?

 「自分のテニスにやっと自信が持ててきたと思います。去年までのプレーも悪くはなかったと思いますが、勝てない時期が続いていました。去年と一昨年の辛い時期を乗り越えたからこそ、自分のテニスに自信を持つことができました。あとは、サーブが自分の中で一番の武器となって、キリオスやシェルトンなどのトップクラスの選手と戦えるようになったことも自信に繋がりました」

 ――芝シーズンに向けて意識して取り組んだことは?

 「特に変えたことはないのですが、ネットプレーを増やすように心がけています。元々、ネットプレーが得意だったわけではないのですが、ネットプレーの練習を今シーズンは増やしました。それを実戦で使うことができ、ネットプレーでのポイント取得率も高かったので、自信になっています」

 ――岩渕コーチとの練習はどうですか?

 「良い意味でガツガツしていなくて、穏やかな方です。僕が緊張していたり、テンションが低かったり、どんな時でもいつも同じように接してくれるのでとても助かっています。コミュニケーションがうまく取れている印象です」

 ――1回戦で対戦するJ・ファリア選手の印象は?

 「ファリア選手はとてもタフで、実力がある選手だと思います。予選の決勝で怜にも勝っていますし、フォアハンドもダイナミックで、サーブもすごく良いので、リターンゲームがキーになると思います。もちろん、自分のサービスゲームもしっかりとプレーしないといけないのですが、ファリア選手のサーブが良い中でどのようにプレッシャーをかけていくか、ネットプレーなどどれだけ自分らしいプレーに繋げていけるのかが大事だと思います。5セットなので試合は長いですが、出だしから気持ちを入れて戦っていきたいです」

 ――ファンの皆様に意気込みをお願いします。

 「今年は違った島袋将をお見せできるように1回戦の1ポイント目から頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

 《望月慎太郎》

 ――予選を勝ち抜いた今の気持ちは?

 「(本戦の会場に)帰ってくることができたなという印象です。すぐに1試合目が始まるので、できる限りの準備をして挑みたいです。やはりここは思い出のある場所なので、また帰ってくることができて嬉しいです」

 ――1回戦で対戦するM・ベイジングの印象は?

 「正直、あまり知らない選手ではあります。テニスの印象はまだないですが、地元の選手ですし、多少なりともアウェイな雰囲気になると思います。アウェイな雰囲気は嫌いではないので、自分のやるべきことに集中したいです。勝つためにはどうすればよいかということを考えながらプレーしたいです。芝シーズンに入ってからは特に、相手のことはあまり気にせずに自分のやるべきことに集中しているので、そのまま全力でいきたいです。ウィンブルドンの予選でも、相手の情報は全く入れずに試合をしました」

 ――ファンの皆さまに意気込みをお願いします。

 「日本のファンの皆さま、いつも本当にありがとうございます。今年もウィンブルドンの本戦をWOWOWで放送してもらえます。ちょうど良い時間帯なので、夜ご飯でも食べながら、ビールでも飲みながら応援していただけたら嬉しいです。とにかく、全力でやれることをやるので、ぜひ応援よろしくお願いします」

 《大坂なおみ》

 ――足は大丈夫?

 「たしかに理想的な状況ではないです。でも、やってみる。どうなるか見てみるつもり」

 ――得意ではなかった芝で調子が良い理由は?

 「正直に言って、あまり良く分からない。トーマスとたくさんハードコートでトレーニングをした。そして、ジャンクドリルというドリルをたくさんしたの。彼が教えてくれたことは、イレギュラーバウンドの時でも前に出ること。それが芝コートにもとても合っていて、これまでこのようなトレーニングをしていなかったので、それが上手くいったと思う」

 ――ロビーと一緒に活動しているが、どんなトレーニングをしている?

 「ロビーは優しくて、本当に良い人よ。彼は本当に良い人なので、チームに多くのものを持ち込んでくれるし、皆の面倒を見てくれるので私達はみんな彼のことが大好き。私がどのように感じているのかも伝わっているし、どういう点で私が成長すべきかなどをたくさん話し合っている。彼とはとても上手く行っていると思う。なぜなら、芝シーズンでの私の動きがとても良かったと思うからよ」

 ――今回はウェアのサプライズはある?

 「きっととても気に入ってくれると思う。白いウェアを着るのは他の大会とは違う伝統で、私にとって制限になっているとは考えていないわ。むしろ、白いウェアでどのようなストーリーを語ることができるかという面白さが広がるわ」

 ――1回戦で対戦するE・ジャクモはどんな印象?

 「彼女についてはあまり知らないけれど、以前にクレーコートで対戦した事がある。彼女が若いのは知っています。若い選手は、常に怖い物なしで積極的なので、良いショットをたくさん打ってくるでしょうね。私としては落ち着いて試合を楽しみながら、引き続き積み上げて行こうと思っています」

 ――ファンの皆さまに意気込みをお願いします。

 「こんにちは、なおみです。私はいま、ウィンブルドンにいます。いつも応援ありがとうございます。皆さんが試合を楽しんでくれる事を願っています」

 《伊藤あおい》

 ――グランドスラム本戦デビューを果たしたこの会場に戻ってきた今の気持ちは? 

 「予選と本戦の会場が違うので、本戦に出場できるという優越感がすごくあり、この大会に出場することを選びました。思っていたよりも、芝コートが苦手で少し後悔しています(笑い)。私のテニススタイルが芝コートと相性が良いと思っていたのですが、スライスを打つのが芝ではかなり難しいです。前に行きながらスライスを打つのが得意なのですが、細かいイレギュラーが多いので、ラケットにボールが全く当たらないという現象が起きています得意のスライスがなかなか入らない状況が続いていて、あまり芝シーズンでは勝てていないのですが、スライスが入れば効くと思うので入ってほしいと思っています」

 ――怪我から復帰後の調子は? 

 「休養中はずっとゴロゴロしていたので、復帰直後の3月はかなり体力も落ちていました。今は体も徐々に動くようになり、ようやく1試合フルでできるようになってきたので、自信があるような、ないようなといった感じです(笑い)。芝のフットワークが難しいので、その点をうまく調整できれば勝てる可能性はあると思います」

 ――1回戦で対戦するD・イエストレムスカの印象は?

 「正直、知らないです。相手のランキングを見て、顔を見て、強そうだなと思いました。もちろん、試合中に相手に合わせてアジャストすることはありますが、試合前にはあまり見ないです」

 ――昨年、モチベーションは賞金と言っていたが、今回のモチベーションは?

 大事ですよね、賞金は(笑い)。初戦の意気込みは、“1回勝てば賞金1000万円”です。宝くじよりは確率が高いと思っています」

 ――ファンの皆さまに意気込みをお願いします。

 「去年は1回戦で負けてしまいましたが、今回は2回目のウィンブルドンということで、奇跡が重なって勝利できるかもしれません。賞金を獲りにいく気持ちと、精いっぱい悔いのないように全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」