北中米ワールドカップを戦う日本代表は12日、グループリーグ初戦オランダ戦に向けてアメリカ・ナッシュビルのベースキャンプ施設で調整した。前日から続いている雨の影響で、連日続いていた猛暑は小休止し、練習開始時点の気温は20度程度。空調完備のダラススタジアムで行われるオランダ戦に近い気温でのトレーニングとなった。

 左足首の負傷を抱えていたMF遠藤航(リバプール)が11日にチームを離脱し、DF板倉滉(アヤックス)が新たなチームキャプテンに任命された日本代表。追加招集されたFW町野修斗(ボルシアMG)は航空便欠航が相次いだため合流はできず、サポート選手を含めて27人での練習となった。

 選手たちは引き締まった表情で練習場に姿を見せ、小雨の中でトレーニングを開始。ウォーミングアップではDF長友佑都(FC東京)が板倉に「腹から声出せ!」と指令を出し、板倉がこれに応えてチームを鼓舞するなど、新キャプテンを中心に前向きな雰囲気づくりが行われている様子だった。

 冒頭約15分間が報道陣に公開され、選手たちはランニングやボール回しで調整。前日12日まではピッチを区切るラインや、布陣のコンパクトさを意識するマーカーなどが用意され、オランダ戦を想定したケース練習が行われている様子だったが、この日のピッチはほぼまっさら。いよいよ11対11の紅白戦を行い、オランダ戦への仕上げに入ったとみられる。

 チームは12日夕、オランダ戦が開催されるダラスに移動。13日は現地の練習施設でトレーニングを行い、注目のW杯初戦に備える。

(取材・文 竹内達也)