カープから自由契約となった羽月隆太郎氏(時事通信フォト)

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 指定薬物・エトミデート、通称"ゾンビたばこ"の使用で医薬品医療機器法違反に問われた広島カープの羽月隆太郎・元選手。5月30日に、拘禁刑1年、執行猶予3年の刑が確定した。今後は社会復帰を目指すことになる。

【写真】カープのチームマークを塗りつぶした写真をアップした羽月隆太郎氏のものと見られるXアカウント

 同日にはSNSで動画を配信し、再就職活動をしていることについて触れたうえで「タウンワークやタイミーで15件ほどアルバイトに応募し、AI面接も受けたが全部落ちた」と語った。別の配信でも「今は無職です。バイトも落ちたし」と吐露している。

 ただ、当初はセカンドキャリアの見通しがここまで暗澹たるものになるはずではなかったという。広島カープOBが言う。

「ソフトバンクの周東佑京に師事し、カープでは代走の一番手として定着。2025年もチーム最多の17盗塁をマークするなど、機動力野球を掲げる新井(貴浩)監督の期待は大きかった。チーム内で吸っている選手が他にいたとの情報があるなかで同情的な見方もあった。水面下では韓国野球でのプレーを模索する動きもあったし、地元の後援者が復帰を支援するとも言われていた」

 それが"暴露配信"によって潮目が変わったという。刑が確定する直前の5月28日の動画配信で「(自身を含めカープの)6人の選手が同じ売人から購入していた」「寝ているとき、先輩選手にライターで炙ったフォークを首に押し付けられた」「先輩の言うことは絶対という雰囲気があり、お酒を飲まないといけない空気があった」などと発言。

 6月1日には売人の男が広島県警に逮捕されたこともあって球団関係者は今後のさらなる"爆弾投下"に戦々恐々としており、球界とは距離ができている状況だ。国内在住のプロ野球代理人のひとりが言う。

「まだ26歳と若く、広島は自由契約選手として公示していますが、もちろん獲得に動く国内球団はないはず。若くして引退して野球との関わりが断ち切れない場合、本来は社会人として働きながら少年野球のコーチとして再出発することも道もあるはずだが父兄などの反発が出る懸念もある。

 日本の球界関係者を頼らずに野球を続けるなら、実力勝負の中南米リーグや米独立リーグなどがあります。ただ、オンラインカジノ利用などで問題児扱いされた末に巨人を自由契約となった後、メキシカンリーグでプレーしているオコエ瑠偉は結果を残せず3か月でリリースされ2球団目へ移籍。かなり厳しいのが現実です」

 第2の人生は厳しい道のりになりそうだ。

※週刊ポスト2026年6月19日号