サッカースパイクの新ブランド「stayG」設立 若き起業家の挑戦『はみ出して輝く』究極の一足を追求
「プロでも理想の一足に出会えない」――そんな切実な声から、大分で新たな挑戦が始まりました。大分トリニータの育成組織出身の男性が、サッカースパイクの新ブランド「stayG」を設立しました。
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理想のスパイク目指し起業
新ブランドを立ち上げたのは、大分市在住の野尻陸生さん(28)です。野尻さんは大分トリニータの育成組織出身で、現在イングランド2部で活躍する岩田智輝とともにプレーし、高校時代にはJリーグ選抜にも選ばれた経歴を持っています。
選手引退後、Jリーガーとなった友人から「プロですら理想のスパイクを履けていない」という実情を聴き、起業を決意しました。
野尻さん:
「僕自身も16年間ぐらいサッカーをしていて、理想のスパイクがないと感じた過去もあるので、本当にみんなが履きたいようなスパイクを作りたいなと思いました」
誰もが妥協なく履ける一足を追求
野尻さんは去年9月に会社を立ち上げると、工場と連携して一から製作。投資家や企業の支援、クラウドファンディングで1200万円の資金を調達しました。
「stayG」は日本人の足に合わせたフィット感にこだわり、誰もが妥協なく履ける一足を追求。今年8月の完成を目指しています。
野尻さん:
「かつてはカンガルーレザーが主流だったんですけど、動物愛護の観点から大手ブランドが撤退していて、その質感を人工皮革などでいかに再現できるかという点に重きを置いて作っています」
大分から世界、そして『ウイイレ』の世界へ
このスパイクには現役Jリーガーも注目。野尻さんのユース時代の同期であるJ2・カターレ富山の吉平翼らが使用。評価は上々といいます。
(支援者)「インターネットやAIが全盛の時代の中、サッカーシューズというプロダクトを作ろうとしていること自体が今の時代にとっては新しいものになっている気がしているので、そこはすごく評価しています」
野尻さん:
「ブランドコンセプトは『はみ出して輝け』。既存の枠にとらわれず、自分の信じることや挑戦することを肯定する思いを込めています」
「目標は、ワールドカップで選手に使用してもらうこと、そしてゲームの『ウイニングイレブン』に自分のブランドが登場することです」
「大手が強い業界ですが、逆に楽しみの方が強く、大分の希望となれるように頑張りたい」
若き起業家の情熱が形になったスパイクが、既存の枠をはみ出し、ピッチの上で輝く日は、すぐそこまで来ているのかもしれません。
