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初期投資100億円、目標来場者数は現在の4倍となる200万人――。サンリオグループ初となる施設のリゾート化計画「天空のパーク」構想が動き出しました。地域共生と大規模投資で描く新たな成長戦略について、サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長に聞きました。

【写真を見る】サンリオが本気で挑む初のリゾート化 ハーモニーランド“天空のパーク”構想 初期投資100億円…小巻亜矢社長が描く成長戦略

大分との深い絆を醸成

サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長は、2025年を「大分の観光やSDGs、女性活躍支援など、非常に深い絆が醸成されてきた1年だった」と総括します。

大分県日出町にある屋外型テーマパーク「ハーモニーランド」を運営する同社は去年、空港とのコラボをはじめ、大分との結びつきを一段と強めました。

小巻社長:
「大分空港経由で福岡に行く方がいたほか、ハローキティ空港ということで、台湾や韓国の観光客から来訪のきっかけになったと伺っています」

大阪・関西万博を契機に大分への誘客につなげようと、去年4月から大分空港がサンリオキャラクターとコラボ。国の内外から人気を集め、期間も今年3月末までに延長されました。

さらに空港とハーモニーランド間のアクセス向上のため、直行バス「ハーモニーライナー」の運行もスタート。地域と足並みを揃えた歩みが続いています。

小巻社長:
「観光の呼び込みなど、地域活性に向けて大分と相互に協力しながら歩みを進めた1年だったと感じています」

大型投資「天空のパーク」構想

大分との結びつきを強めた2025年。こうした中、年末に発表されたのが、ハーモニーランドの再開発とホテルの新設を含む大規模なリゾート化計画「天空のパーク」構想です。

小巻社長:
「ハーモニーランドは山の上にあるテーマパークです。このロケーションはもったいないと思い、見上げるような、天空にそびえ立つようなパークをイメージしてデザインしました。もともと高低差が激しい立地で、今まではネガティブ要素でしたが、これを“天空”というコンセプトにすることで、わくわく感を引き出しています」

ほかにも天候を気にせず、楽しめるように大屋根の設置を計画。施設の新設やアトラクションのリニューアルも行います。さらに園内や別府湾を一望できサンリオの世界を楽しめるホテルも新設します。

小巻社長:
「ホテルは小高い場所での設置を想定しているので、全体的に空に近い、天空にあるパークリゾートをイメージの一つとして打ち出しました」

目標来場者数は年間200万人

サンリオグループが施設のリゾート化に取り組むのは初めてで、初期投資は100億円程度を見込んでいます。ハーモニーランドの昨年度の来場者数は約50万人。リゾート化によって最終的には年間200万人を目指します。

小巻社長:
「パークを長期滞在していただくのはもちろんなんですけど、ちょっと足をのばして、豊富な大分県の観光資源も楽しんでいただけるような、相互送客できるような仕組みも考えています」

小巻社長は、地域全体を巻き込んだ経済圏の拡大を見据えています。

小巻社長:
「大分県の皆さまと共に、社員と共に、お客さまと共に、共に前進する一年にしたい。2026年には、さらに驚いてもらえるような発表ができるところまでがんばっていきたいと思います」