15日、新OSビスタの個人向け発売を発表するマイクロソフトのダレン・ヒューストン社長(撮影:吉川忠行)

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マイクロソフト(東京都渋谷区、ダレン・ヒューストン社長)と国内外のパソコンメーカー各社などは15日、東京都港区のグランドハイアット東京で記者発表会を開き、新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ・ビスタ」を搭載した個人向けパソコンを一斉発表した。ビスタは今月30日に発売される予定で、発表された247機種のパソコンは同日以降、順次発売される。

 マイクロソフトのヒューストン社長は「ウィンドウズ95で本格的にパソコンが民主化され、ウィンドウズXPでネット時代が大きく切り開かれた。ビスタの発売で、1月30日からパソコンの新しい時代が始まる」と満足げに語った。写真や音楽を扱いやすくなるなどビスタがエンターテインメント性を高めたと強調し、パソコンはよりシンプルで、安全性の高いものになると宣言した。

 その後、パソコンとCPUメーカー計10社の代表者らが順番にあいさつ。新OSへの期待や各社の意気込みを話すとともに、「待ちに待った発売」「待望の製品」などと述べ、何度も延期された同製品の発売が“やっと”決まったことに安堵した様子だった。【了】

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