オーストラリア戦の後半、先制点を許したGKの鈴木(左)=15日、埼玉スタジアム

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 GK鈴木が不運に泣いた。

 後半13分、相手のクロスをクリアしようとした谷口のオウンゴールで失点。防ぎようもなかったが、「予測して準備していれば、もう少し可能性はあった」。チームが歴代最長タイの7試合連続無失点にあと1試合と迫っていた中、反省の言葉が口をついて出た。

 古巣の浦和の本拠地、埼玉スタジアムに日本代表の正GKとして凱旋(がいせん)した22歳。「スタジアム全体が諦めていなかった。一体となって得点できた」。思い出深いホームの大声援にも後押しされ、感謝している様子だった。