ボランチでフル出場した遠藤。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 リバプールのMF遠藤航はアルネ・スロット新監督の下で序列が低下。ここまで公式戦10試合で出場は4回(うち3回は試合終盤の投入)で、先発はカラバオカップの1試合のみに留まっている。

 とはいえ、キャプテンを務める日本代表では、替えの利かない存在だ。現地10月10日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選第3節のサウジアラビア戦でも、ダブルボランチの一角でフル出場。攻守に奮闘し、2−0の勝利に貢献している。

 プレーする英国のメディアもその躍動ぶりに注目。『GiveMeSport』は「リバプールのスターはスロットには不評だが、自分の国を“崩されないように”した」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

「エンドウが、日本のために模範を示す。リバプールのMFは力強いパフォーマンスを見せた」
【画像】日本代表のサウジアラビア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。2選手に7点の高評価。MOMは攻守に躍動したMF
 記事は「今シーズンはアルネ・スロット新監督の下で出場時間が大幅に減った。ここまで全コンペティションで85分間のプレーで、その大半は9月のカラバオカップのウェストハム戦だった。しかし、国際レベルでは、母国のために活躍し続けている」と賛辞を贈っている。

 チャンスを与えれば、しっかりと仕事を果たす。それが、日本の頼れる主将だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部