UEFAネーションズリーグ(UNL)は10日に各地で第3節を行った。

 リーグAのグループA2ではフランス代表とイスラエル代表が対戦。フランスはFWキリアン・ムバッペが不在となるなか、4-1で勝利した。前半7分にMFエドゥアルド・カマビンガが先制点を挙げるが、同24分にはイスラエルに同点ゴールを許した。

 追いつかれたフランスだが、前半28分には再び勝ち越し成功した。FWクリストファー・エンクンクのチーム2点目でリードを奪うと、後半の終盤に2連弾。後半42分にMFマテオ・グエンドゥジ、同44分にFWブラッドリー・バルコラが勝利を決定づけた。

 同じくリーグAのグループA2では、イタリア代表とベルギー代表の強豪国対決も行われた。イタリアが開始1分にDFアンドレア・カンビアーゾのゴールで先制し、同24分にFWマテオ・レテギが追加点。2-0で勢いに乗ったが、同40分にMFロレンツォ・ペッレグリーニの退場処分で数的不利に陥った。

 すると、数的優位になったベルギーが猛追。前半42分にDFマクシム・デ・カイパーが1点を返すと、後半16分にはFWレアンドロ・トロサールが同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻した。前後半で勢いが変わり、両者は2-2で痛み分けに終わった。

 リーグBのグループB2ではイングランド代表がギリシャ代表に1-2で敗戦。後半4分に先制を許すと、失点直後にはFWブカヨ・サカが負傷により途中交代となってしまう。後半42分にMFジュード・ベリンガムが同点ゴールを決めるが、後半アディショナルタイムに再び失点。勝ち点を奪えず、リー・カーズリー監督体制3試合目で初黒星となった。

 ノルウェー代表はスロベニア代表に3-0で勝利。FWアーリング・ハーランドが2得点を決めた。24歳のハーランドは2019年9月の代表デビューから36試合目で34得点を記録。ヨルゲン・ユーベ氏が1934年に記録したノルウェー史上最多得点記録の33点を更新した。

【リーグA】

[グループA2]

1.イタリア(7)+3

2.フランス(6)+3

3.ベルギー(4)0

4.イスラエル(0)-6

(2024年10月10日)

イスラエル 1-4 フランス

イタリア 2-2 ベルギー

[グループB2]

1.ギリシャ(9)+6

2.イングランド(6)+3

3.アイルランド(3)-3

4.フィンランド(0)-6

(2024年10月10日)

フィンランド 1-2 アイルランド

イングランド 1-2 ギリシャ

[グループB3]

1.ノルウェー(7)+4

2.オーストリア(4)+3

3.スロベニア(4)0

4.カザフスタン(1)-7

(2024年10月10日)

オーストリア 4-0 カザフスタン

ノルウェー 3-0 スロベニア

[グループC4]

1.北マケドニア(7)+5

2.アルメニア(4)+1

3.ラトビア(3)-5

4.フェロー諸島(2)-1

(2024年10月10日)

ラトビア 0-3 北マケドニア

フェロー諸島 2-2 アルメニア

[グループD1]

1.ジブラルタル(4)+1

2.サンマリノ(3)0

3.リヒテンシュタイン(1)-1

(2024年10月10日)

ジブラルタル 1-0 サンマリノ

[グループD2]

1.モルドバ(6)+4

2.マルタ(3)-1

3.アンドラ(0)-3

(2024年10月10日)

モルドバ 2-0 アンドラ