引退表明後初のヒットを放ち笑顔のヤクルト・青木宣親選手

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◇プロ野球 セ・リーグ ヤクルト5-4広島(18日、神宮球場)

今シーズン限りでの現役引退を表明しているヤクルト・青木宣親選手(42)が5回に代打で出場しセンター前にクリーンヒット。その後、2塁に進むとサンタナ選手のタイムリーで激走を見せ同点のホームを踏みました。

青木選手はこの日、約1か月半ぶりに1軍昇格。出番は1点ビハインドの5回に訪れました。「代打・青木」がコールされると、球場からは割れんばかりの歓声がおくられました。

8月3日以来、久しぶりの打席となりましたが「ファンの声援のおかげでリラックスできた」という青木選手は、外角低めのツーシームをとらえセンター前へ日米通算2724本目のヒット。「しっかり芯で捉えることができたし、ちょっと崩れながらではあったんですけど」としつつ「かみしめながら打席に立ちましたけど、結果ヒットを見せられたので、そこは満足です」とコメントしました。

引退表明後の初打席でヒットを放った青木選手。心境の変化については「あんなにリラックスして打席に立てないですね。(普段は)もっとガチガチな状態で入ってると思うから、その辺は来年現役ではないということで、力が入らないところはあるのかなと思います」とコメントしました。

また、ヒットを打った後に『代走出そうか』と聞かれるも、『全然走りますよ』とベース上でのやりとりがあったことを明かした青木選手。サンタナ選手のヒットで2塁から激走を見せ「走れてたでしょ?」と話し、記者たちを笑わせていました。