きょうの為替市場は明日のFOMCを控える中、ドルの買い戻しが優勢となっており、ポンドドルも戻り売りに押されている。ポンドドルはNY時間に入って1.32ドル台から1.3170ドルに下落。本日の21日線は1.3140ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。

 ポンドは好調な利回りと資本流入で上昇の可能性があるとの見方が出ている。ポンドは良好なイールド・スプレッドと英国への資本流入改善に支えられ小幅に上昇するという。英中銀が追加利下げを実施した場合でも、英国債利回りは他国と比較して、また過去の水準と比較しても高水準に留まる可能性があると指摘。

 政治情勢がより安定してするという投資家の認識と伴に、今後1-2年の英国への長期的な資本流入は過去4-5年間よりも大きくなる可能性が高いとしている。

GBP/USD 1.3165 GBP/JPY 186.67 EUR/GBP 0.8444

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美