レッドソックス・吉田(提供・ゲッティ=共同通信社)

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 「レッドソックス5−3オリオールズ」(11日、ボストン)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が9月初のマルチ安打を記録するなど4打数2安打をマーク。チームは延長戦の末にサヨナラ勝ちし、ワイルドカードでのプレーオフ進出へのぞみをつないだ。

 1点を勝ち越されて迎えたタイブレークの延長十回。先頭のデバースが三振に倒れた。次打者・ゴンザレスは平凡な二ゴロに打ち取られたかに思われたが、オリオールズのホリディが失策。好機が広がり、4番・オニールがサヨナラ3ランを放った。

 二回の第1打席で右前へのクリーンヒットを放っていた吉田。四回の第2打席では鮮やかな流し打ちでグリーンモンスターを直撃する二塁打をマークした。同点の八回1死一、二塁の好機では中飛に倒れ、勝ち越し点を奪うことはできていなかった。

 試合前時点でワイルドカード争いで、出場圏内まで4ゲーム差につけていたレッドソックス。望みをつなぐ形になった。