サイズは176cm66kgの私でLがよさそう。これ無駄に大きいサイズを選ぶと、ちょっとダボダボしすぎてだらしなさが強く出てしまう。ほどよいサイズ感にとどめておくのが吉ですよ。

◆本格的な素材を使ったパラシュートパンツ
・ワイドパラシュートパンツ 3990円

・ワイドパラシュートパンツ/デニム 3990円

 ナイロンコットンの本格的な素材を使ったパラシュートパンツ。かなりのワイドシルエットに「どうも太いパンツ苦手なんだよなあ」と嘆く人も少なくないでしょう……が! これは大丈夫。

 パラシュートパンツのディティールである膝にタックを入れたニータックや、裾に入れたドローコードなどでワイドながらダボダボ感がないのです。ニータックがあることで膝を起点に曲線を描く形になっており、足にフィットしてくれる。

 そのため、ワイドだけど過剰に太く感じません。さらに裾をドローコードで絞ってあげれば、裾周りもスッキリ。この2点でワイドだけどワイドじゃない、ワイド苦手な人にも対応できる万能感が出ています。

ユニクロらしく無駄を排した本格派

 ディティールはユニクロらしく無駄を排した本格派。ステッチワークなどミリタリー好きが見ても気になるところはほとんどないでしょう。3990円でよくこれ作れるな……。

 素材は通常のクリーンなものと、加工デニムの2種類。GUのデニムカーゴなどはデザインが若く抵抗がある、と言う人も多いはず。

 こちらはあくまで大人な印象でワイドパンツを楽しめます。サイズは176cm66kgの私でLでした。

◆落ち着いた雰囲気が漂うオーバーサイズシャツ
・ブロードオーバーサイズシャツ 3990円

・ブロードオーバーサイズシャツ 3990円

 ベーシックなアイテムですが迷ったらコレを是非。プルッと艶の強いコットンブロードを使ったオーバーサイズシャツ。オーバーサイズのシャツでもここまで光沢が強く落ち感があれば大人っぽく感じます。

 ドレスシャツのようなウエストのくびれがなく、シンプルにボックスシルエットで仕上げたもの。ステッチが目立たずシンプルなデザインディティールになっておりミニマルなモードな印象に仕上げています。

◆高級ドレスシャツと比較しても見劣りしない

 とにかく驚くのが生地のよさ。光沢の強い滑らかな風合いで高級ドレスシャツと比較しても見劣りしないほどの出来。色展開もストライプが含まれていて種類豊富。秋に向けていいシャツがほしいという人はぜひ。

 着丈がやや短めなのでタイトフィットのボトムスでもワイドパンツでもどちらでも対応できるのも嬉しい限り。サイズは176cm66kgの私でLでした。

◆シンプルながら実は複雑なつくりのスニーカー
・スウェードコンビネーションスニーカー 4990円

 最後はスニーカーです。ジャーマントレーナーなどメンズのベーシックスニーカーをベースにしたデザイン。ソールの配色が複雑だったり部分的に素材を切り替えたりとかなり細かくデザイン設計しています。シンプルながら作りが複雑で手間がかかっている印象。安っぽさはゼロです。

 ユニクロお得意のカップインソールを装備しており、着用感はクッショニングも上々。素材も比較的柔らかく靴擦れも起こりにくそう。

 レザーは合皮ですが、シボの型押しで仕上げており正直、本革と言われてもさほどわからないレベル。履き心地もフォルムも本革の高級品と比較しても遜色なく、合皮であることは特に気にならないでしょう。むしろケアが楽でいいかもしれません。

◆GUの本革スニーカーと比較すると…

 ただ、GUが本革スニーカーを同価格か、これよりやや安く出しているところで比較される方も多いはず。

 今のご時世、必ずしも「本革>合皮」というわけではないし、本革の代用品でない合皮も多い中、素材だけでジャッジするのはもったいない気もしますが……たしかにユニクロなら本革を使ってほしかったという意見も理解できなくはないですよね。GUが頑張りすぎなのかもしれません……。

 以上ユニクロC、おすすめアイテムでした!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)