(『光る君へ』写真は第34回より/(c)NHK)

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『光る君へ』次回予告

現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第34回の「目覚め」が9月8日に放送。その最後に流れた第35回「中宮の涙」の予告が話題になっています。

*以下、第34回の「目覚め」の放送内容と次週予告のネタバレを含みます。

●「目覚め」あらすじ

興福寺の僧らが都に押し寄せ、朝廷に要求を突きつける非常事態。道長(柄本佑さん)は事の収拾に奔走する。

一方、まひろは物語を書き進め、宮中の話題を集めるが、狙いである一条天皇(塩野瑛久さん)と中宮・彰子(見上愛さん)の関係は深まらない。

道長が熱望する彰子の懐妊はほど遠く、さらに都で病や火事など、不吉な出来事が続いたため、道長は一世一代のある決断をする。

そんな中、天皇がまひろを訪ねてきて………

次週予告

*以下、本編直後に流れた次週予告

「もう触れられないなんて」とうつむきながらまひろに話すあかね(和泉式部)。

誰かにひきはがされながら「中将の君!」と叫ぶまひろの弟・惟規 (のぶのり) 。

一方で「惟規さま!」と叫ぶ、小坂菜緒さん演じる斎院の中将(さいいんのちゅうじょう)。

弓がひかれる。

その先には、険しい崖を登る御嶽詣の一行が。

「お慕い申しております!」

手を差し伸べる道長嫡男・頼通 (よりみち) 。

併せて「いざとなれば、父上は私が背負って山を登ります」との頼通の声が流れる。

崖を登りきれずに苦しむ源俊賢 (みなもとのとしかた)。

「ハッハッハ」と高笑いする伊周。

「どうぞご無事で!」と告げる伊周の弟・隆家。

「いつの間にか、大人になっておったのだな」と月を見上げながらつぶやく一条天皇。

泣きながら「お慕い申しております!」と力強く告げる中宮彰子。

わが身に起きたことなど霧のかなた

崖を必死の形相で登る道長。

微笑むまひろを映しながら、背景に流れるのは、まひろの「物語になってしまえば、わが身に起きたことなど霧のかなた」との声――。

大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。

彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。

脚本は大石静さんが担当しています。