“牛めし4杯分”…松屋「1,790円の定食」を実食。注文の時点で「衝撃の出来事」が
今回の「柔厚炙りチャーシューエッグ定食3枚盛」を食べてみて、味については個人差があるものの、万人受けするおいしさであることは太鼓判を押せるレベルでした。
しかしながら、どうしてもコスパの点が頭によぎります。まずは同じ松屋で考えてみましょう。例えば「牛めし」は430円。これなら4回注文しても70円おつりがくる計算に。お財布事情を考えつつ、チャーシューエッグ定食1回とどちらが満足するでしょうか?
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最後に、景気の状況を加味して牛丼チェーンの高コスパラインを考えてみたところ、人気メニューや新商品を並べてみると見えてきました。すき家の「タンドリーチキンカレー 大盛」は930円、「トリプルにんにく牛丼 大盛」は940円。吉野家の新メニュー「月見牛とじ丼」は大盛875円、「W定食(牛皿・から揚げ定食)」は987円。
いずれにしても1,000円を超えることはなさそうで、誰が食べるにせよ男飯と言われる料理に対して、コスパを軽視してはならないのではないかと、冷静に感じています。さあ、みなさんは、どう評価しますか!?
<TEXT/スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。