『決行』などと大袈裟にしちゃいましたが好きな人はすでに日常的にやっているそれほど素敵でクセになるのがナポ飲みだ。洋食店や喫茶店で重宝する、手軽でおいしい食事だけれど……最高のつまみでもあるのだ!

『決行』などと大袈裟にしちゃいましたが好きな人はすでに日常的にやっているそれほど素敵でクセになるのがナポ飲みだ。洋食店や喫茶店で重宝する、手軽でおいしい食事だけれど……最高のつまみでもあるのだ!

ナポリタン飲み決行!

ナポリタンといえば、洋食屋さんに喫茶店が定番。でも隠れたナポリタンの穴場は他にもある。それは『酒場』!そこでナポリタンのある酒場を巡りに巡り、ナポで呑んでまいりました!

ナポのある酒場の代表格は老舗ビアホール。そこで国の登録有形文化財でもある超老舗『ビヤホールライオン銀座七丁目店』へ。

メニューに“昔懐かし”の文字が踊る「炒めスパゲティ『ナポリタン』」(1580円)は、赤(!) ウインナーにベーコンのW加工肉と濃厚トマトソースが、生ビールを希求する希求する。

「生」と「ナポ」の相思相愛が確定!

『ビヤホールライオン銀座七丁目店』炒めスパゲティ『ナポリタン』 1580円

『ビヤホールライオン銀座七丁目店』炒めスパゲティ『ナポリタン』 1580円 『ライオン』のナポリタンには、見た目も味も王者の風格すら感じる

老舗といえは、こちらも登録有形文化財の浅草『神谷バー』にもありますよ「スパゲティナポリタン」(900円)。シッカリかつモチッとした麺にシャープな味付け。名物の電気ブランのほのかな甘さにも合うね〜、ナポ。

合うといえばハイボールにも合う。『ハイボールバー東京駅 1923』は、店頭黒看板で推すほどナポが名物。「ナポリタン・適量ナポリ(200g)」(858円)でハイボールをグビッといく幸せに、疲れ吹ッ跳ぶ。

『ハイボールバー東京駅 1923』ナポリタン・適量ナポリ(200g) 858円

『ハイボールバー東京駅 1923』ナポリタン・適量ナポリ(200g) 858円 写真の「適量」は小盛サイズ。『並』は世間的には大盛の倍両の400g

居酒屋チェーンのナポリタン

居酒屋チェーンにもナポはある。『つぼ八』の“甘酸っぱくて懐かしい”という「つぼ八ナポリタン」(748円)は、ケチャップの効いたアオリ文章通りの懐かし味で、進みまくるよ、レモンサワー。

『大衆食堂てんぐ大ホール』の「昔ながらのナポリタン」(649円)は、意外にもバター的乳脂肪の味わいもまろやかな技ありナポ。居酒屋の全酒類をやさしく包み込む。

東横線界隈でお馴染みのチェーン『大樽』にも「ナポリタン」(600円)が存在。なんと刻み海苔トッピングというオリジナルさが、試しに呑んだ日本酒まで懐柔。驚きのザ・居酒屋ナポ!

『大樽 新丸子店』ナポリタン 600円

『大樽 新丸子店』ナポリタン 600円 海苔と二切れほど入るエビとイカが大衆居酒屋の粋!

変わり種では『大阪王将』は武蔵小杉東急スクエア店オリジナルの「武蔵小杉ナポリタン」。太焼そばケチャップ味的で紹興酒もいけちゃう。

『大阪王将 武蔵小杉東急スクエア店』武蔵小杉ナポリタン

『大阪王将 武蔵小杉東急スクエア店』武蔵小杉ナポリタン 炒めるのがナポの味の決め手なら、『炒』を極める中華のナポはウマイの確実な『大阪王将・武蔵小杉東急スクエア店』

極めつけは立ち呑みのナポ。『立呑処へそ新橋本店』の「ナポリタン」は驚異の110円!!そして頼む客超多数!酒飲みに言わせりゃナポはアテ!

『立呑処へそ新橋本店』ナポリタン 110円

『立呑処へそ新橋本店』ナポリタン 110円 『立呑処へそ』のナポは、具が一切無しという潔さが、酒好きの琴線に触れまくる

“昔懐かし”の文脈で語られることの多いナポリタン。実は『今も現役バリバリの酒のツマミ』なのだった。

撮影・文/ カーツさとう

2024年6月号

※2024年6月号発売時点の情報です。

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