大谷翔平、古巣エンゼルス戦でもセンターに衝撃弾! 1番抜擢後に“確変”の5戦3発と絶好調

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古巣対戦で22号となる一発を放った大谷。(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が止まらない。現地時間6月21日に本拠地で行われているエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場。移籍後初となる古巣対戦の5回裏の第3打席に2試合連続となる22号ホームランを放った。

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 本格的に量産体制に入ってきた。

 スコアレスで迎えた打席だった。2死一塁で相手3番手マット・ムーアと対峙した背番号17は、カウント1-1からほぼ真ん中に甘く入った91.1マイル(約146.6キロ)の4シームを強振。打った瞬間に本人も確信めいて見送った打球は右中間スタンドに着弾。ホーム球場の観客を熱狂させる一打となった。

 起用法が変化してから状態がさらに上がってきた感がある。開幕時から「不動の1番」だったムーキー・ベッツが6月16日(現地時間)のロイヤルズ戦で左手に死球を受け骨折して以降、大谷は1番に抜擢。そこから5戦で3発目と主力離脱のカバーには十分すぎる活躍を見せている。

 1番抜擢以降の好調は、指揮官も認めるところだ。このエンゼルス戦を前にしてMLBの公式ラジオ番組『MLB Network Radio on SiriusXM』の取材で「打順については、選手たちに色々な考えがあるから彼にとって大きな変化ではないと感じていた」と語ったデーブ・ロバーツ監督は、こう続けている。

「ショウヘイほどセンターから逆方向にボールをかっ飛ばすことに優れた選手はいないと思っている。今の彼は“ニトロゾーン(得意のコース)”に来たボールは初球でも打てているし、バットもうまく振れている。ご存知の通り、ムーキーの代わりを務めるのは難しいことだ。でも、ショウヘイはいい仕事をしているよ」

 気持ちも入ったであろう古巣対戦で異彩を放った大谷。その快進撃は止まる気配がない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]