Windows 11のサインアウトメニュー欄に、Microsoftがおすすめする広告が表示されたことが分かりました。

Microsoft is showing ads in the Windows 11 sign-out menu

https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-is-showing-ads-in-the-windows-11-sign-out-menu/amp/

TwitterユーザーのAlbacore(@thebookisclosed)氏によると、Windows 11で「アカウント設定の変更」「サインアウト」などのメニューが表示されるサインアウトメニュー欄に、ファイル共有サービス「OneDrive」のアイコンが「Back up your files(ファイルをバックアップしよう)」という文字列付きで表示されたとのこと。これはWindows 11のスタートメニューから自分のアイコン(ユーザー名)をクリックしたときに出現するメニュー欄で、Albacore氏は「ここにプロモーションを詰め込む必要は本当にあるのでしょうか?」と疑問を呈しました。





このほかにも、Microsoftアカウントを作成させたり、プロフィールの設定を完了するよう促したりする通知も行われたそうです。Twitter上でこの投稿に反応したユーザーは「独占禁止法に違反するのでは?」などのコメントを寄せました。





ただし、IT系メディアのBleepingComputerが試したところ上記のような表示はされなかったため、BleepingComputerは「Windows Insiderビルドを実行しているデバイス、または限られた顧客向けにテストを行っている段階ではないでしょうか」と推測しました。

MicrosoftがWindows上の広告をテストしたのは今回が初めてではありません。2022年3月には、Windows 11のプレビュー版で「エクスプローラー」に広告を表示したことが確認されているほか、2017年3月にはWindows 10のエクスプローラーに広告を表示させていました。これらは機能の効果を測定するA/Bテストだったのではないかと指摘されており、BleepingComputerは「今回も同じテストである可能性があります」と指摘しました。なお、BleepingComputerはMicrosoftに確認を求めましたが、記事作成時点で返答を得られていないそうです。