フェデラー、ナダルに続きトップ100連続在位800週を達成した選手

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ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)は、テニス界で数多くの偉業を成し遂げてきた。そんな彼らに続いて、リシャール・ガスケ(フランス)が800週連続で世界ランキング100位以内を保つという記録を達成した。Tennis World USAが報じている。

ガスケは15歳だった2002年にプロとなり、今年20年目。34歳となった現在は48位だが、2007年にはキャリアハイの7位をマークしている。18歳だった2005年4月に初めてトップ100入りを果たして以来、ずっと100位以内をキープしてきたが、それがこの度、800週連続を数えた。


現役選手でトップ100での連続在位期間が800週以上なのはガスケが4人目。フェデラーは1000週、ナダルは900週を突破しており、その他ではフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)が850週を超える。1973年にATPランキングが導入されて以来、800週超えを達成しているのはひと握りの選手だけだ。


ガスケの通算勝利は548勝、獲得タイトルは15。若い頃から天才と呼ばれてきたが、怪我や病気に苦しんできた。さらにトップ10選手と139回対戦して33勝という勝率の低さ(24%)もあって、期待されたほどの成績は収められていない。それでも技術と才能によってグランドスラムとマスターズ大会で250近い勝利をあげており、15年以上にわたって100位以内を維持することができている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019「ATP250 バスタッド」でのガスケ
(Photo by Ole Jensen/Getty Images)