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昨今の国内の中食産業では生産性の向上、人手不足への対応、異物・ウイルス・微生物の混入対策が課題となっている。人手不足については少子高齢化に加えて、COVID-19の感染拡大で外国人の労働者、技能実習生が減少したことで、人材派遣業界においても課題のひとつとなっている。

株式会社アールティは食品盛り付け工程のライン上で人と並んで働く人型協働ロボット「Foodly」の2021年発売・実用化に向けてロボットの新たな普及方法を模索するため、製造業、物流業の人材派遣に特化し人材の育成にも力を入れているウィルオブ・ファクトリーと、中食業界向けに販売代理店契約を締結したことを発表した。

ウィルオブ・ファクトリーは様々な課題を抱える食品工場に対しFoodlyを提案するだけでなく、運用も支援することで現場の声をアールティと共有する。アールティはその声を元に人の働き方に寄り添ったロボットの導入方法を探り、ノウハウの構築を進め中食業界における「人とロボットがともに働く未来」の実現を目指す。

●人の隣に並んで働くロボットFoodly

Foodlyは小柄な成人サイズの双腕人型ロボット。ディープラーニングを活用したAI搭載ビジョンの実現により、ばら積みされた食材を認識してピッキングし、弁当箱・トレイへの盛り付けまでの作業を1台で完結させることができる。掴める食材はからあげ、ミニトマト、いなり、肉団子、ハンバーグなど約10種類。



(山田 航也)