【アマチュアにはもっとも敷居の高いスポーツ!】一般人がレースに出るならどのぐらい費用があれば参戦できる?

年間6戦のワンメイクレースへの参戦で費用は450万円以上!
モータースポーツは、じつに幅広い。F1トップチームで年間数億円から数十億円も稼ぐ有名レーサーもいれば、いわゆるサンデーレーサーとしてアマチュアレースを楽しむ人たちもいる。マシンのタイプも、四輪ではフォーミュラカー、GTカー、アメリカのストックカー、またレーシングカートなどさまざまある。
もっとも敷居が低い四輪レースの代表格が、メーカー系のワンメイクレースだ。車両規定もしっかりしていて、マシンはイコールコンディションに近い。そのため、ドライバーの技量が問われる度合いが大きく、ドライバーにとってやりがいがある。

そうしたなかで、レースに出場するには実際、どれだけの費用が掛かるのか? 日系ワンメイクレースでの費用を考えると、▽車両代(購入の場合、200〜400万円程度)、▽燃料・オイル・タイヤなど消耗品代金が1レースあたり10万円程度、▽エントリー代などの事務費や宿泊費用、移動費用など2〜3人分で1レースあたり15万円程度。仮に年間6戦シリーズで車両代金が300万円ならば、450万円ということになる。
筆者の個人的な経験では、こうした概算はあまり役に立たない。当初計画よりも実際に支払う金額が多くなる場合が多いからだ。要因として考えされることは、大きく2つある。
勝つためには車両価格の2倍程度の予算を見込むべき
ひとつは、修理費用だ。アマチュアの場合、「クラッシュしないことが前提」でレースに出ている人が多い印象がある。その際の修繕費がいかに大きいかは、クラッシュしたあとに直面する問題だ。ワンメイクレースでは一般車両がベースだが、大クラッシュではなくても、車体のゆがみの大幅な修理を伴うような「全損状態」になる可能性も十分ある。

もうひとつが、「勝つための費用」だ。勝つためには実際にサーキットでの練習が必要だが、ゴルフ練習場に行くのとは違い、サーキットでの練習費用は、本番レースとさほど変わらない。さらに、エンジンのオーバーホールやサスペンションなどへのきめ細かいメインテナンスなど、車両規定上でマシンがイコールコンディションであっても、毎レースでマシンをベストコンディションに仕上げるためには費用がかかるのは当然だ。
「自分は参加すること自体が楽しい」という割り切りを持てば、費用を抑えることができるが、そもそもモータースポーツに参戦する人は「勝ちたい」「もっと上手くなりたい」という向上心が強い。結果的に練習コストがかさむようになる。

参戦レース数にもよるが、ワンメイクレースであっても、勝つためには少なくとも、車両価格の2倍程度の予算を見込むべきだ。あくまでも見込みであって、様々な工夫で経費を削減することは十分に可能。とはいえ、「モータースポーツはお金がかかる」という大前提を忘れないでほしい。
