車載センサー「洗浄」に商機あり、部品メーカーが攻勢
クラリオンは複数台のカメラレンズの汚れを高精度に検知して、洗浄液と空気による混合ミストで自動洗浄する技術を開発した。専用の電子制御ユニット(ECU)が汚れを画像として認識する。汚れの程度に応じて、混合ミストをレンズに自動噴射する。1台だけでなく複数台のカメラに対応したのは同社として初めて。自動運転車を開発する完成車メーカーなどに提案する。
走行中に周辺環境を認識する車載センサーは自動運転や運転支援システムの安全な運用に欠かせない部品。車外に搭載されることが多いだけに、製品そのものの特性を高めるだけなく、雨や泥、虫の付着など汚れへの対策が課題の一つになっている。
現状は一部の高級車のみに採用されているが、20年以降は普及価格帯への搭載が進む見通し。洗浄性能とコストの両面で実用性の高い洗浄システムを提案できるかが採用のカギを握りそうだ。
(文=下氏香菜子)
