護身用の機能を兼ね備えたペンのことを「タクティカルペン」と呼びますが、ペン先の反対側にタングステン鋼チップを備え、緊急時にガラスを粉々に破壊できるだけでなく、無重力空間や水中でも文字が書けるタクティカルペン「ZEROHOUR APEX」が登場しました。

ZEROHOUR APEX: Titanium Tactical Pen with Tungsten Tip (EDC) by Amy Truong & Aaron Son - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/prizmlite/zerohour-apex-titanium-tactical-pen-with-tungsten

ZEROHOUR APEXがどんなタクティカルペンなのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。

ZEROHOUR APEXはボディに穴が空いた独特のデザインのペン



バラバラにするとこんな感じ



ペン軸はNASAで宇宙飛行士が使っている窒素ガス入りのFisher Space Penの替え芯が採用されています。



窒素で押し出される特殊なゲル状のインクが入っています。



Fisher Space Penを採用しているため、ZEROHOUR APEXは無重力下でも使用可能。



さらに水中で紙に線を書くことができ……



逆さにした状態や急な角度でも、文字を書けるようになっています。



一度氷づけにしてしまった後でも問題なし。マイナス34〜121℃までの温度に耐える作りです。





ペン先をひっくり返せば、タングステン鋼チップが出てきます。



ガラスに突き刺せばこの通り粉々に。災害時などは退路にあるガラスを破ったり、自動車の窓ガラスを破壊したりでき、迅速に脱出可能。もちろん護身具として悪漢から身を守る際にも役立ちます。



タングステン鋼の強度により、軽金属にラインを描くことも可能です。



ZEROHOUR APEXのボディは軽くて丈夫なアルミ製か、さらに強度の高いチタン製の2種類。



軽くてコンパクトなので、鍵束に付けてキーホルダーのようにして持ち歩いたり……



シンプルにポケットに入れたりしてもOK。毎日持ち歩いて、いざという時に役立てられるようになっています。寸法は約12cm×1.11cmで、重量はアルミ製が17g、チタン製で28.2gです。



別売りで専用スタンドも用意されています。



ZEROHOUR APEXは製品化に向けてKickstarterで出資を募集中。すでに目標金額の2万ドル(約219万円)をはるかに上回る出資金を獲得しており、製品化はほぼ確実。59ドル(約6400円)の出資でアルミ製のZEROHOUR APEX、79ドル(約8600円)でチタン製のZEROHOUR APEXをゲット可能。それぞれに20ドル(約2190円)ずつ追加すれば、専用スタンドをゲットすることもできます。製品の出荷は2016年8月ごろの予定で、日本への発送には別途15ドル(約1600円)の送料がかかります。出資の締め切りは2016年6月21日(火)の午前11時となっています。

ZEROHOUR APEX: Titanium Tactical Pen with Tungsten Tip (EDC) by Amy Truong & Aaron Son - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/prizmlite/zerohour-apex-titanium-tactical-pen-with-tungsten