都立調布南が最後まで守り抜き、代表決定戦に進出!

好投を見せた田羽田(都立調布南)

 3月18日、日大鶴ヶ丘高校グラウンドで行われた東京都大会地区予選第24ブロックの1回戦。1試合目に行われた「打ち合い」の接戦とは打って変わって、第2試合の都立調布南と昭和鉄道の試合は「守り合い」の戦いとなった。

 先制点を取ったのは2回裏の都立調布南。先頭打者の東浦が三塁まで駒を進めると、先発投手・田羽田のスクイズで生還しまずは1点。さらに4回に一死二、三塁のチャンスを作り、田羽田が適時打を放ち、さらに8番斎藤の内野ゴロで、2点を追加し、3対0と点差を広げた。

 先発の田羽田は好投を見せ、終始、安定した投球を見せていたが、8回表にエラーなどが絡み2点を返し、1点差に迫るが、都立調布南の先発・2対3で試合終了。田羽田は昭和鉄道打線に計11本の安打を浴びたが、都立調布南の堅守が光った。

 とても落ち着いた雰囲気のあるチームに見えた都立調布南だったが、「チーム全体は緊張でガチガチ」だったと、都立調布南の松永将一監督は言う。冬は雪の影響などで、練習施設の一部が壊れるなど、思う存分練習をすることが出来なかったということもあり、打撃面に課題が出てしまった。しかし今日の試合は都立調布南の堅守がチームの自信にも繋がり、このような結果になったのだろう。

 松永監督は、「1勝を挙げたことで、だいぶ選手たちの緊張がほぐれたと思います。次は勢いのある都立大田桜台さんですが、力が試される試合だと思います」と期待を込めていた。

(取材・写真=編集部)

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