英で世紀の大逆転劇…終了間際の連続3ゴールで2点差ひっくり返す

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 イングランドのナショナル・リーグ・カンファレンス・プレミア(5部相当)で、世紀の大逆転劇が生まれた。

 舞台となったのは、9日に行われたバロー対トランメア・ローヴァーズ戦。試合はホームのバローが1−1で迎えた82分に勝ち越しゴールを奪い、87分に追加点。2点をリードして、間もなくアディショナルタイムに突入しようとしていた。

 表示されたアディショナルタイムは5分。さすがにバローの勝利は間違いないかに思われたのだが…ここからアウェーのトランメア・ローヴァーズが後世に残る大仕事をやってのける。

 90分が経過する直前にまずは1点を返すと、その2分後には試合を振り出しに戻す。そして試合終了ギリギリの後半アディショナルタイム5分に逆転弾を決め、なんとわずか5分間でスコアを1−3から4−3にひっくり返してしまったのだ。

 この試合の得点経過は以下のとおり。

0−1 18分 アダム・メッキ(PK)(トランメア・ローヴァーズ)
1−1 67分 ジェイソン・ウォーカー(PK)(バロー)
2−1 82分 サイモン・グランド(バロー)
3−1 87分 アンディ・クック(バロー)
3−2 90分 ロイス・メイナード(トランメア・ローヴァーズ)
3−3 90+2分 ジェフ・ヒューズ(トランメア・ローヴァーズ)
3−4 90分+5分 ジェイク・カービー(トランメア・ローヴァーズ)

 サッカーファンの間では、後半アディショナルタイムに2点を取って逆転した1998−99シーズンのチャンピオンズリーグ決勝のマンチェスター・U対バイエルン戦が有名だが、そんな「カンプ・ノウの奇跡」を超える大逆転ぶりであった。

(記事提供:Qoly)