担当M(以下M):12月6日、Jリーグアウォーズの発表で今年のJリーグの幕が下りました。さて、こちらでもラモスさんの独断によるラモスアウォーズを発表します!!

ラモス(以下R):はい、お待たせしました(笑)。

M:ではまず最優秀チームから。これはもう決まりでしょう。

R:名古屋で間違いないですね。チームだけじゃなくて、強化部門ともしっかりかみ合って見事優勝しました。おめでとう!! 次点は、J1復帰するとすぐにACL出場権を勝ち取ったC大阪です。

M:それでは最優秀選手のトップ3を選んでもらいましょう。JリーグアウォーズのMVPは楢崎選手でした。
 
R:楢崎もよくがんばったと思います。でも僕は闘莉王を選びたいですね。闘莉王はピッチの中で勝ちたいという気持ちをしっかり出して、しかもその熱を味方の選手みんなに伝えた。まずはその闘争心を讃えたいと思います。それに名古屋は守りがしっかりしていたから、際どい試合を勝つことができたんですよ。その立役者と言ってもいいでしょうからね。2位は前田遼一です。初めて2年連続得点王を取ったというのはすごいことですよ。日本で一番いいFW。どうしてワールドカップに連れて行かなかったかね。それから3位はマルシオ・リシャルデス。新潟が持ち直したのは彼のおかげでしたよ。年齢を重ねてからハードワークを身に付けた遠藤も入れたいところだったんだけど、まぁ闘莉王、前田、マルシオ・リシャルデスでいいでしょう。

M:最優秀若手選手は誰になりますか?

R:G大阪の平井がおもしろかったですね。大事なときに点を取っていたし、途中で失速するかと思ったら違っていた。はたしてちゃんと2年続けて調子を維持できるか、来年の彼に注目したいですね。G大阪は平井の参考になるようないい外国籍選手を補強して、さらに伸ばしてあげてほしいと思います。

M:それでは最優秀MFは誰でしたか?

R:うーん、マルシオ・リシャルデスかなぁ。清水の藤本もよかったですね。ただ、藤本はもう少し調子の波を小さくしてくれると、いいんですけどね……。やっぱり今年の「ミスターNo10」はいないですね。次点がマルシオ・リシャルデスです。

M:さて、それでは「来年もうちょっと頑張ってほしい選手賞」は誰に?

R:え? そんなのあるの?

M:はい、特別に作りました。

R:そうですね……中村俊輔にはもう少し頑張ってほしいところでしたね。それから稲本。2人とも来季は本領を発揮してほしいと思います。来季も厳しく見ますからね!!