インテルは2日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節で、トッテナムに敵地で1−3と敗北を喫した。ラファエル・ベニテス監督は敗北と、トッテナムが上回っていたことを認めている。

「彼らはフィジカルがより強かった。スピードも彼らの方があったね。我々がボールを失ったとき、彼らは危険だった。チームに何を言うか? あまり言うことはないよ。こういう試合の後は、次の試合でうまくやるために仕事をしなければならない。我々が良い試合をしなかったことは、彼らも分かっている」

常にとても冷静なベニテス監督だが、この日はいつもより悲しみ、怒っていたようだ。この日の黒星で、インテルはトッテナムと勝ち点で並び、首位の座を奪われたからである。そのトッテナムをけん引したのは、MFガレス・ベイルだ。ベニテス監督は同選手について、次のように語った。

「彼との1対1で我々はもっとうまくやらなければいけなかった。それができず、違いとなってしまったんだ。スペースを手にしたときの彼を止めるのは簡単じゃなかった。マイコンは攻撃面で良かったが、ディフェンスに関してはベイルに苦しんだね」

インテルはMFサリー・ムンタリをケガで失っており、ベニテス監督は「彼はすでにふくらはぎを少し痛めていたんだが、出場せざるを得なかった」とコメント。「とにかく、今は自分たち次第だ。次の試合に勝てば先へ進むし、今日はもっとうまくやれたはずかもしれないが、それができなかったんだ。次の試合でトライしよう」と続けている。

昨季までリヴァプールを率いていたベニテス監督は、「ここでプレーするのは難しいんだ」と、イングランドのスタジアムで戦うのは簡単ではないと強調。選手層の薄さを問われると、次のように答えている。

「簡単じゃないけど、バランスを維持するためだ。(エステバン・)カンビアッソや(チアゴ・)モッタ、(デヤン・)スタンコビッチといった、クオリティーのある選手たちがいないね。チームレベルを上げるために、彼らを取り戻さなければならない。(ディエゴ・)ミリート? まだこの激しさで90分間プレーできる状態じゃなかった。(ゴラン・)パンデフを先発起用したのは、もう少しボールポゼッションを高めるためだったんだ」