■第8試合ヘビー級/5分3R
チーク・カンゴ(フランス)
Def.2R2分29秒/TKO
アントーニ・ハードンク(オランダ)

打撃を得意とする両者。アーネスト・ホーストのスパーリングパートナーだったハードンクだが、ローから組みついたカンゴには、同じフランス語圏のモントリオールのファンから声援がおくられる。ブレイク後、ハードンクの右ミドルを掴んでテイクダウンを奪ったカンゴはローを蹴り込み、グラウンド戦には付き合わない。

スタンドへ戻ったハードンクは、右ストレートからショートアッパーを受ける。組みついてケージに詰めたカンゴは、ここでテイクダウンに成功する。ハイガードを見せたハードンクに、カンゴは細かいパウンドを落としながら1Rを終えた。

2R、鋭い左ミドルを放つカンゴは、ハードンクのローを捌いてテイクダウンをする。パウンド、鉄槌を落とすカンゴに対し、ハードンクは流血が見える。カンゴは勢いのついたパウンドが増え、ハードンクの動きは鈍くなっていく一方だ。

右側へ回り込み、カンゴが鉄槌を落とすと、ハードンクはそのまま背を向けてディフェンスを取れなくなり、鉄槌を連打で落とそうとしたカンゴだが、その必要はなくレフェリーが試合を早々にストップし、TKO勝ちした。

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