コスタリカ戦、チアゴ・シウバに対してネイマールが侮辱的なジェスチャーを向けた【写真:AP & Getty Images】

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コスタリカにボールを返した主将に激怒 許しがたいアクションを見せる

 ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦、試合終了間際の2ゴールでコスタリカを2-0と下したブラジル代表だが、試合中に内紛に発展しかねない事態があったという。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が報じている。

 ブラジルは後半45分が経過するまで0-0とゴールが奪えなかった。2試合連続引き分けとなればグループリーグ敗退の危機さえちらつくなか、後半アディショナルタイム1分にMFフィリペ・コウチーニョ、同6分にFWネイマールがゴールを決めて2-0で勝利した。

 しかし、そのネイマールは後半、あろうことかチームの主将であるDFチアゴ・シウバを相手に内紛に発展しかねないような行為をしたという。

 記事によると、シウバは「ネイマールは弟のようなもので、よく面倒を見ている。ただ、今日は悲しかった。僕がコスタリカにボールを返した時に、ひどく侮辱的なジェスチャーを向けてきたから」と話したという。

 試合の後半、フェアプレーのためにコスタリカにボールを返したことに激怒したネイマールが許しがたいアクションを見せた。シウバは「たしかに彼は素晴らしい選手だけど、そのボールを返さないことが勝利につながるわけでもなかっただろう」と振り返っている。


ネイマールは重責を背負っている」

 それでもシウバはその場では怒りを収め、「試合が終わった後に、彼にはその態度について悲しい思いになったことを伝えた」と冷静に対応したという。

「まあ、ネイマールが蒸気を発しているのはいつものことだ。彼は重責を背負っている。これで3試合目はもっとリラックスできるだろう」

 シウバの“大人の対応”により、エースとキャプテンが対立するという最悪の内紛は回避されたようだ。27日に行われるグループリーグ第3戦のセルビア戦は、黒星となれば敗退の可能性もある予断の許さないゲームになるが、攻守の要は団結してカナリア軍団を勝利に導けるだろうか。


(Football ZONE web編集部)