目覚めの悪さを改善する起床直後の3つの行動

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 毎朝目覚めの悪さに苦しんではいませんか? 目覚まし時計を何度もかけてようやくベッドから出たときには、出発しなければいけない時間の10分前だった…それが日常的になっているという人も多いでしょう。
 どうすれば、もっとスムーズに目を覚ますことができるのか。

 そんな悩みに答えてくれるのが、『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(三橋美穂/著、かんき出版/刊)です。
 本書では、リラックス(心と体をほぐしてリラックスする方法)、体質改善(ぐっすり眠れる健康な体を作る方法)、環境(寝室を整えたり、寝具をメンテナンスしたりする方法)などの8つの観点から、快眠セラピストの三橋さんが眠りの質を高めるための100のメソッドを紹介しています。

 ここでは、起床直後に眠気が吹き飛ぶちょっとしたコツを3つ、ご紹介します。ぜひ試してみてください。

■耳たぶを引っぱる
 まずは、ベッドの中でできるコツです。
 三橋さんがすすめるのは、耳まわりを刺激してあげるということ。朝、目がさめたら、まずは両手で耳たぶを持って引っぱります。さらに、耳全体を揉んだり揺さぶったりしてみてください。
 耳は皮がうすく刺激が伝わりやすいため、全身の血行がよくなって体温が上昇、脳も刺激されるそうです。その結果、身体を一気に「活動モード」へと切り替えることができるのです。

■たっぷり息を吸い込む
 続いて注目するのが「息」です。息を吸うと交感神経が働いて筋肉は硬くなり、吐けば副交感神経が働いて筋肉がゆるむといわれています。つまり、睡眠中にゆるんだ身体を引きしめたいなら、たっぷりと息を吸えばいいということになります。
 具体的なポイントとしては、肋骨が開いていくイメージで息を吸いましょう。起きてすぐの呼吸を変える。たったこれだけのことで、気持よく身体を目覚めさせることができるのです。
 
■起床後1時間以内に朝食をとる
 朝はバタバタしがち。つい朝食をぬいてしまう人も少なくないはずです。でも、朝食をぬいてしまうことが、目覚めの悪さを招きます。
 朝食をとり、胃腸をしっかりと動かすことは、体内時計を調整する意味で、とても重要です。起床後1時間以内に朝食をとることで、全身にある体内時計を合わせることができるのです。逆に、朝食をぬいてしまうと、体内時計がバラバラに動いたまま一日が始まってしまいます。結果、「頭は起きているけど、体は寝ている」ということになってしまうのです。

 本書で紹介されているメソッドはどれも、お金をかけず、すぐに実践できるものばかり。
これまで何度か快眠対策を試しては失敗してきたという人はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)