「たしかに被害者の証言は具体的で詳細です。これに対して被告人の証言は、弁解も含め不自然という印象を持った人もいるでしょう」判決前の最終弁論で、弁護人が裁判員に向けてそう語り始めた──。裁判は、元夫が元妻に対する不同意性交致傷などの罪に問われた事件。広島地裁は6月4日、被告人に拘禁刑8年を言い渡した。弁護人自身も認めたように、法廷での被告人の証言には不自然さが目立っていた。(ライター・小川たまか)●被