今季は開幕から苦戦が続くJ1川崎。優勝や、アジアのクラブ王者を決める最上位大会のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)出場圏内が遠のくリーグ戦で下位の順位にある状況下でも、鬼木達監督(50)は選手たちへ一つでも上の順位を狙うことを求め続けた。降格圏が近づく中で、下の順位を決して意識に入れない方針がチームにもたらす効果とは何か−。我慢の時にあるチームの現状から、王者復活への鍵となる要素