欧米諸国がすでにウクライナに供与済みのミサイルを使ったロシア領内深部への攻撃に対する制限の解除がいま、話題になっている。問題となっているのは、ATACMS(陸軍戦術ミサイルシステム)、イギリスの空中発射巡航ミサイル(ストームシャドウ)、フランスの空中発射型ステルス長距離兵器(スカルプ)といったミサイルである。ATACMS(「アタック・エムズ」と発音)は、アメリカ製の長距離ミサイルで、375ポンド(約170キログラム